過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/01(金) 06:32:24.18 ID:S6DZze8vP
駆けながら、最初に部屋に入って来た男が言った

上条「爆撃?! 丸ごとって、この場所を? ……そんなことしたら、関係ない研究者とか、周りにいる、普通の人たちが住んでる所まで巻き込んじまうんじゃ」

「もちろん、君が言うような可能性は有る。実際、被害は出るだろうな」
以下略



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/01(金) 06:33:04.45 ID:S6DZze8vP
「ぐあああああああああ!!?」

フィアンマの乗る霊装馬車の周りで、これはかなりの速度が出ているのだが、断末魔が上がり、その進みが止まった

慣性によって、フィアンマの膝の上で寝ていた禁書目録がフィアンマの足元にドサッと落ち、その顔にスフィンクスと言う名前の猫のぬいぐるみが落ちる
以下略



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/01(金) 06:34:06.37 ID:S6DZze8vP
フィアンマ「ほう。アドリア海の女王か。どうやら"天罰"は使わないようだな。いや、使えないのか? どちらにせよ、俺様相手には、いい判断だと思うぞ」

口ぶりから余裕の消えない彼の動きを読んでいたかと思えるほど、それは正確に撃ち出された

地面を砕いて現れた、巨大な氷の船。その船に備えられた、これまた氷で出来た大砲から、錨の形をした氷の塊が、後方へ逃れたフィアンマの体を正確に狙い撃ったのだ
以下略



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/01(金) 06:35:00.50 ID:S6DZze8vP
ヴェント「へぇー。報告に有った少女にもしやと思ってたけど、本当に禁書目録を手に入れたみたいじゃない。にしてはやられたい放題ね、右方さぁん? ご自慢の"右腕"も使いこなせてないみたいだしねぇ。期待外れもいいトコよ。……ホラもう一発ゥ!!」

彼女がハンマーを空中で横薙ぎに払うと、もう一度、地面を割って現れた氷の船から砲撃が行われ、氷のアンカーが射出された

禁書目録を守る、と言うよりは自らの身を守る為にフィアンマの巨大な"右腕"が、それを弾いた
以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/01(金) 06:36:08.20 ID:S6DZze8vP

「動いたっ!」

とある輸送機の中で、ディスプレイと睨めっこしていた少女から、思わず声が出た

以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/01(金) 06:36:47.13 ID:S6DZze8vP
ヴェント「……何かと思えば、脅しのつもり? フィアンマァ゛?!」

ヴェントの額に青筋が浮きあがる。ハンマーを小刻みに振り回し、フィアンマの死角からいくつもの光弾が生み出され、フィアンマへ向かった

全てが全て、フィアンマに命中するが、上がった効果はボロ布となっていたジャケットの一部分が少々吹き飛んだ程度
以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/01(金) 06:37:24.70 ID:S6DZze8vP
頭の中で自らに毒づきつつ、後方の林めがけて吹っ飛ぶヴェント

数本の木をなぎ倒し、一際太い木の幹で派手に背中を打ちつけて、ようやく止まった

木の幹に腰が半分以上めり込み、彼女はうなだれる。そして目の前に立つフィアンマ
以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/01(金) 06:37:54.31 ID:S6DZze8vP
十字に鎚のあるハンマーを空中で振り、何かの模様を描くように白色の軌跡がその空中に残る

ヴェント「まーさーかー、そこに見えてる船がただ錨をぶっ飛ばすだけのドデカイ霊装だとでも思ってんじゃないでしょうねぇ!」

言葉と同時に、魔術の塊である氷の船に無数の亀裂が生まれた
以下略



114:>>113 最後から三行目修正"右腕"⇒"右席"。こういうミスって今まで何度してきたんだろうか[saga sage]
2011/04/01(金) 06:40:10.35 ID:S6DZze8vP
思わず口元が緩んで、舌にピアスと細い鎖で繋がった小さく氷を思わせる十字架が、口の中から唾液と共に垂れる

不意に、その十字架が揺れた

その揺れの原因は彼女ではない。厳密には、思っていなかった場所からの攻撃によって彼女の体が揺れたからではある
以下略



115:本日分(ry この登場はアニメのせいじゃなくて、もとから計画してたんだからね!ほ、ホントだぜ!?[saga sage]
2011/04/01(金) 06:45:15.31 ID:S6DZze8vP
フィアンマ「新教皇サマに、お前は聞いていなかったのか? 流石に何ら情報無しで、俺様の前に現れるお前じゃないだろう?」

ヴェント「歴代の右席や名を残した魔術師の、死体や霊装を漁っているという事以外に確実な情報は無かったわ。だが、あの小物臭しかしない新教皇ならその程度しか情報が無いのは仕方ないこと」

言ったヴェントに、フィアンマは、フッ、と鼻で笑った
以下略



116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/04/01(金) 07:37:34.06 ID:XAgywC/l0
俺のヴェントたんが……


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