過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:14:14.57 ID:+nFCoQzZP
彼女の回りは既に、ジワジワと複数の強化型ローマ使役天使が取り囲んでいて、彼女へ大剣を、弓を、槍を、光を向ける

まず矢が彼女の体を捉え、爆発し、前のめりに飛ばされる

その先には剣を構えた別の天使が在り、投げられた白球の如く、彼女へ剣を振りかざす
以下略



204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:15:37.96 ID:+nFCoQzZP
「良いだろう。確かにここの壁面は厚いが、しかし、万能じゃない。特にこの円柱槽にダメージが入ると爆発したり、高温の中身が噴き出たりなんてことも有り得る。保証は出来ないが、それでも構わないというのなら、入ってもいいぞ」

ぐったりした初春を背負った麦野、左腕の無いフレンダ、やはり顔色の良くない絹旗と白井

そしてその主張は、「避難場所が無いから、遠目にもハッキリとがっしりしているこの建築物へ逃げてきた。中に避難したいのだが」と言うもの
以下略



205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:16:15.63 ID:+nFCoQzZP
絹旗「……でしょうね」

麦野「んで、どう進めばいい?」

初春「フレンダ、さん」
以下略



206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:17:03.19 ID:+nFCoQzZP
遂に、その時が来てしまう

一方通行が見ていた数値の大きさの問題だ

光の球となっていた佐天涙子最終個体であったもののエネルギー量が、今現在一方通行の扱えるもの以下にまで削られてしまったのである
以下略



207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:17:35.88 ID:+nFCoQzZP
確信は無いが、打ち止めだって生きている。絶望にもがき、暴れるしか無かった"前"とは違う

折れずに残ったそれが心の柱に添えられている彼は、残ったそれらを護る希望を見つけ出す

一方「まだまだ、いくらでも残ってンじゃねェかよ……ッ!!」
以下略



208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:18:21.20 ID:+nFCoQzZP
揺れる、揺れる

一度出てきたその道を、彼は逆行していた

出るときは他に人間が居た。しかし今は一人である。目的地は、"イェスの間"
以下略



209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:19:18.27 ID:+nFCoQzZP
落下――

体を支える為に掴まるべき場所は、有る。右側で突き出るように倒れた細い支柱だ

しかしその場所を掴むことが出来るのは、左手ではない。伸ばしても届かない。当然右足でも左足でもない。限界まで伸ばした右手。今は満足に動かせない右手
以下略



210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:19:52.46 ID:+nFCoQzZP
学園都市外縁部に隣接された巨大な円柱型の施設の屋上に、二人の人間が居る

その円柱の中腹辺りの階に同じく二人

そして彼女たちを管理分室でモニターしている少女が一人
以下略



211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:20:28.99 ID:+nFCoQzZP
初春「……は、い」

もちろん、この会話は全員が持っている無線機、フレンダが持ってきたもの、を通して聞こえている内容だ

3回の空間移動の後、円柱塔の一番上で巨人の動向を見つめる麦野の後ろに、白井が現れた
以下略



212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:21:10.63 ID:+nFCoQzZP
初春『分かりました。……これ以降は、蓄電施設から出る電磁波の、影響、で、無線が使えなくなる、こと、が……か、考えられます。だから、私、……に、無線が通じなく、とも、き、気になさらず』

麦野「了解よ」

麦野(もう眠って良いわ、初春。……お疲れ様)
以下略



213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:21:36.53 ID:+nFCoQzZP
「どうだ、やり難いか?」

手前の男達に尋ねると、その答えはNOだった

「所詮は、同じ十字教だったということです。少々様式や用法の体系がローマとロシアで異なっていたところで、対応できない訳ではない」
以下略



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