過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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654:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:09:49.69 ID:NevFLdj6P
フフ、と声を続ける

好意という自らの言葉に、彼女はらしくも無く気恥ずかしさを感じ、そしてそれを笑いで誤魔化したのだった

「確定的なのは、この時の私は見た目はどうであれ、まだまだ未熟だったということだね。経年も経験も稚拙で、誰かに縋るしか無かったのかもしれない」
以下略



655:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:10:23.47 ID:NevFLdj6P
「……お、っ、と。そう言えば、こんな顔だったな」

彼は自らの鏡に映る顔を見て少し驚いた

ロシア、モスクワは朝。早朝と言うには少々遅い時間帯
以下略



656:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:10:50.83 ID:NevFLdj6P

フィアンマ「……考えるだけ無駄だな」

口をゆすいで、カミソリに持ち変える

以下略



657:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:11:42.31 ID:NevFLdj6P
ステイル「そうだね。少々群がっていた虫を焼いた程度か」

フィアンマ「ああそうか、お前の考えがわかったぞ。禁書目録の事で俺様の所へ来た、そうだな」

ステイル「実のところはね。というか君にしては少々把握が遅かったな。顔を出すなり禁書目録は何何何処何処だ、と言ってくるものだと思っていたが。頬をやってしまうぐらいだし、君も寝ぼけたりするらしい」
以下略



658:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:12:10.70 ID:NevFLdj6P
「やっと見えてきた……」

本格的に疲れた様な声を出したのは、御坂美琴

交通機関が全てお釈迦になってしまった以上、移動手段は歩きが基本となるが、そうなれば疲労は半端では無くなる
以下略



659:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:12:39.62 ID:NevFLdj6P

返事をした上条を確認して、女は少し駆け足で先行する

休憩の終わり、相から少し離されて上条は御坂の前で屈む

以下略



660:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:13:12.53 ID:NevFLdj6P

壁が背に有ることで、正面からしか攻撃は有り得ない

そして注意を払いながら、そっとそこから顔を出して、先行していた相の方を見る

以下略



661:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:13:42.68 ID:NevFLdj6P

御坂「行ってきてあげて」

それは彼の行動の引き金を引くには十分な言葉だった

以下略



662:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:14:11.58 ID:NevFLdj6P
上条に言われた通りの廃屋の角で、しかし彼女はライフルを突きつけられていた

渡された拳銃も器用に撃ち抜かれ、既にバラバラだ

御坂「なに、よ」
以下略



663:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:14:39.70 ID:NevFLdj6P

目の前の男は、余裕なのかライフルから手を離し、肩のベルトに預けて、自らの平手に拳をぶつけて、威嚇するように音を立てはじめた

「まぁ、今生き残れてない時点で、結局俺達が追ってた奴らもその程度のお馬鹿さんだったってことだけどな」

以下略



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