過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:34:38.99 ID:zxuPn9f5o

「どうしてって、あの男はバカでズボラで怠惰で愚鈍でスケベでマヌケでいつも不幸だ不幸だと口にしてばかりでそこから抜けだす努力もしない、
 ついでに人の裸を見ようが謝罪の一言も出せないようなだらしのないダメ男だからよ」

吹寄の言葉にうんうんとうなずく女子たち。
以下略



962:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:36:08.78 ID:zxuPn9f5o

「……おや、上条当麻はどこに行ったんだー?」

紅茶とお茶受けの手製スコーンを盆に乗せ運んできた舞夏が、不思議そうにキョロキョロを当たりを見回す。

以下略



963:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:37:01.46 ID:zxuPn9f5o

化粧を施された屈辱そうな表情の上に乗っかった、可愛らしいホワイトブリム。
クラシックな黒いエプロンドレスに、清潔そうな白い手袋。
極めつけは、ややフリル過多なミニスカート。
ご丁寧にガーターベルトまで装着されている。
以下略



964:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:37:46.91 ID:zxuPn9f5o

「……くそぅ、酷い目に遭った」

夕日が射す帰り道、やさぐれ気味に呟く上条。
その目は虚ろで、頬はこけ、まるでこの世の地獄を見てきたかのようである。
以下略



965:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:39:08.34 ID:zxuPn9f5o

「……ねぇ」

「なんだ?」

以下略



966:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:40:13.90 ID:zxuPn9f5o

「おや、お帰りなさい、とミサカ10032号はあいさつします」

病院の正面玄関をくぐった上条と美琴を迎えたのは、パイプ椅子や毛布などを大量に抱えた御坂妹たち。

以下略



967:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:41:16.50 ID:zxuPn9f5o

「これはミサカたちが冥土帰しに面倒みて貰ってる分の恩返しでもあるからね。
 ……しっかし、石油ストーブとはずいぶんとまたレトロな」

「停電の時とかだと、電気ストーブは使い物にならないでしょうが」
以下略



968:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:41:55.79 ID:zxuPn9f5o

「……寝てる」

上条の病室に荷物を置き、売店でお菓子と飲み物でも買ってくると病室を出たのがつい10分前。
戻って来てみれば上条はベッドに横になり、寝息を立てていた。
以下略



969:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:42:56.29 ID:zxuPn9f5o

「……ぶぇっくしょん!!」

「あんた、口くらい抑えなさいよね」

以下略



970:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:43:49.20 ID:zxuPn9f5o

「それにしても、本当に寒いわね」

袖を引きよせ、手をすり合わせる。
手袋を忘れてしまったのが痛い。
以下略



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