過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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922:[saga]
2012/04/04(水) 14:26:31.34 ID:+IlzdyW5o

〜ほむら視点〜

ほむら「――――まどかっ!!」

以下略



923:[saga]
2012/04/04(水) 14:28:59.24 ID:+IlzdyW5o

まどかに拒絶されたことなんて、今まで何度もあった。
けれど、今までとは違うんだ。このまどかは私の思いを正確に、私自身に認識できていない領域にまで渡って、
完璧に理解したうえで、それを拒絶したのだ。所詮、自己満足のための行動だと、見抜いてしまったのだ。

以下略



924:[saga]
2012/04/04(水) 14:30:28.33 ID:+IlzdyW5o

――時間の止まった世界。
でも、止めたのは私ではない。

魔まどか「――ほむらちゃんは、足手まといなんかじゃないよ」
以下略



925:[saga]
2012/04/04(水) 14:31:34.70 ID:+IlzdyW5o

突然、私は頬を張られるのかと思って身をすくめた。実際には両手で私の肩をつかんで、背にした壁に叩きつけただけ。
しかし、背骨に再び走る激痛に、私は一瞬硬直して息が止まった。まどかはそれには気付いていない様だった。

魔まどか「言っておくけど、同情してるわけじゃないからね……」
以下略



926:[saga]
2012/04/04(水) 14:33:04.47 ID:+IlzdyW5o

肩に置かれたまどかの指が、ぴくりと動いた。
さすがに私にも、なにかまずいことを言ったというのは分かった。
逆上したまどかに殺されるのなら、それは本望だけれど……。

以下略



927:[saga]
2012/04/04(水) 14:35:19.80 ID:+IlzdyW5o

魔まどか「――私は別に、この世界を救いたいわけじゃないもん」

ほむら「でっ、でも! あなたの大切な人たちは……あなたが守らなければ、死んでしまうのよ?」

以下略



928:[saga]
2012/04/04(水) 14:36:12.34 ID:+IlzdyW5o

……そういう、ことか。

まどかはうつむいて、荒い息を吐いていた。私の肩に乗った手に体重がかけられて、私はぴくりとも動けなかった。
しかし、いずれにせよ私は虚脱状態で、頭の中だけがぐるぐると回転するばかりだった。
以下略



929:[saga]
2012/04/04(水) 14:38:18.20 ID:+IlzdyW5o

顔を上げたまどかは、涙の跡もきれいになっていた。にへらと笑って、場違いにおどけてみせた。
その背後に静止している巨大な魔女の拳があった。なんとなく、まどかの時間停止も残り短いのではないかと思った。
私が使う時間停止の効果時間の、10倍は時間が過ぎていた。しかしまどかは苦もなくそれを維持していた。

以下略



930:[saga]
2012/04/04(水) 14:39:32.67 ID:+IlzdyW5o

ほむら「……分かったわ」

魔まどか「……っチャンスは一回だけだよ?」

以下略



931:[saga]
2012/04/04(水) 14:41:06.63 ID:+IlzdyW5o
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