過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]
2011/04/22(金) 00:49:08.40 ID:4HM9Sz5AO
JAM関連というよりは雨宮関連じゃないかな
メジャーになったのはパチの影響デカいだろうけど内容はカッコいいし面白いし、見たら好きになるだろう


16: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:49:57.91 ID:Nr8ofJqko

 驚いたのはそこからだ。
 屋上の縁まで逃れた男は、先ほどの再会時と同じ、まるで友人に挨拶するように笑顔で手を挙げたのだ。

「ってことで、そっちが追ってる方は任せたぜ。元々、俺の本業じゃないし」
以下略



17: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:53:35.51 ID:Nr8ofJqko

「あぁぁあああああああ!!」

 杏子は叫んで柵に駆け寄った。
 まさかとは思ったが、男は屋上から飛び降りてしまった。これで死んだら寝覚めが悪過ぎる。
以下略



18: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:56:48.82 ID:Nr8ofJqko
 
 ――つい二週間前、あいつと出会うまでの間、あたしは誰とも深く関わらなかった。
家と家族をなくしてからというもの、ずっと独りで生きてきた。

 他人に生の感情を剥き出しにしたことも、会話と呼べるほど多くを喋ったのも久しくなかった。
以下略



19: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:58:05.39 ID:Nr8ofJqko
 そもそも、あいつは何者なんだ?
 魔法少女とは違う――大人だし男なのだから当然だが――グリーフシードも必要としない剣士。

「ゼロ……」

以下略



20: ◆ySV3bQLdI.[sage]
2011/04/22(金) 00:59:34.58 ID:Nr8ofJqko

「見滝原か……そういや、あそこには……」

 杏子は男の言葉を思い出す。
 次の仕事場、見滝原。どこかで聞き覚えのある街の名だと思っていた。
以下略



21: ◆ySV3bQLdI.[sage]
2011/04/22(金) 01:06:06.38 ID:Nr8ofJqko


 夜が明けて朝が始まる。ごく普通の女子中学生――美樹さやかは、
いつものように起きて、いつのものように支度をし、親友二人と待ち合わせて登校する。

以下略



22: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 01:08:15.92 ID:Nr8ofJqko

「えー、何それ」

「隠されると余計に気になりますわ」

以下略



23: ◆ySV3bQLdI.[sage]
2011/04/22(金) 01:10:45.47 ID:Nr8ofJqko
 矛先が向いた仁美は、やや困り顔で頬を赤らめている。
まどかとは違うタイプだが、こんな姿も絵になるのが彼女だ。

「私は、その……お稽古事もありますし……なかなか殿方とお付き合いする間も……」

以下略



24: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 01:13:16.17 ID:Nr8ofJqko
 歩くうちに、いつの間にか三人は公園を横切る十字路に差し掛かっている。
通勤通学の時間帯だが、交差する道から歩いて来ている人間は一人だけ。
まどかの視線は、その人物に向けられていた。

 真っ白な、脛の辺りまで丈のあるロングコートを翻し歩く男性。開いたコートの内側は上下共に黒。
以下略



25: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 01:15:27.22 ID:Nr8ofJqko
 まどかは、その後も暫く彼を眺めており、釣られてさやかも見てしまう。
このままでは埒が明かないので、

「ああいう人が、まどかのタイプなんだ」

以下略



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