832:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:24:45.61 ID:j9vVqMjC0
白公「この度は私の願いに応じてくださり、まずは感謝申し上げます、陛下」
白姫「本当に貴族というのは形式張っていけないわね」
白姫「自分でも強引に王位に就いたのに陛下陛下と呼んで……」
833:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:25:42.44 ID:j9vVqMjC0
白公「そうですね。魔の国との戦争の準備はどのように進んでいるのか興味がございまして」
白姫「大雑把ね。それだけだと、私に聞くよりも適任はいるはずよ」
白公「それもそうですね。では言い換えましょう」
834:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:26:27.95 ID:j9vVqMjC0
白公「まだまだお若いようで」
白姫「若いわよ。私の歳を知らないわけじゃないでしょ」
白姫「私も父をただの馬鹿と言うつもりはないわ。あの人は王として賢かったし、尊敬してる」
835:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:27:17.47 ID:j9vVqMjC0
白公「……よくご存じで」
白姫「あら、否定しないのね」
白公「調べたのでしょう? 否定しても利益はありませんな」
836:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:27:49.96 ID:j9vVqMjC0
白公「ふむ……」
白姫「もしかしたら、私を懐柔する作戦だったのかもしれないわね」
白姫「大陸の諸侯も何らかの方法で仲間にしてるみたいだし」
837:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:28:17.09 ID:j9vVqMjC0
白姫「……」
白公「……」
白姫「……そうね」
838:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:28:54.33 ID:j9vVqMjC0
――魔の国、魔王城
タッタッタッタッ
ガチャッ
839:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:29:38.11 ID:j9vVqMjC0
魔王「では、話を始めるとしよう。良いな?」
側近「はい」
魔王「この場の皆も存じているだろうが、大陸連盟が動いている」
840:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:30:18.73 ID:j9vVqMjC0
女「バリエス自体の破壊は内部からしか不可能。つまり、これはありえないというわけです」
女「結界はこの島全域を球状に囲み、都合の良いものだけを通している」
女「つまり、スパイの存在も絶対にないということ」
841:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:30:49.96 ID:j9vVqMjC0
魔国中尉「しかし……事あるごとに殺さぬよう命じてきたのは、他ならぬ魔王様では」
魔王「これは良い機会だ」
魔国中尉「良い機会?」
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