過去ログ - ぼくらの魔法少女まどか☆マギカ
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/05/02(月) 17:44:36.78 ID:vZ0FaaUq0
夏休み……まだ子供っぽさが抜けていない中学二年生の夏。仕事などの都合で家を空けがちな両親は、娘である暁美ほむらを一週間の学習交流自然学校へと送りだして……いや、預からせていた。

もともとは学校が企画したもので、そういったものに興味を持つ者が数ないのか、参加した者は少ない。中学一年生が二人、中学二年生が八人、中学三年生が一人に、十一人が、今回の参加者だった。

それと、偶然自然学校の宿泊先で出会った同い年くらいの少女を加えれば、十二人である。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/05/02(月) 17:49:54.82 ID:vZ0FaaUq0
ほむらとまどかの視線の先には、


「こらぁさやかーっ! 昨日ずいぶんと泳いだんだから今日は私たちの手伝いしなさい!」

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2011/05/02(月) 17:51:47.53 ID:vZ0FaaUq0
(誰だろう……あの人……)

夏とは思えない黒一色のジャケットとロングスカートを身にまとい、同じく黒く長い髪を赤いリボンで一つに束ねたその姿は、あまりにも「いつもの」風景にとっては異物といえる存在だった。

その黒い少女は、じっと海の方だけを眺めている。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/05/02(月) 17:53:55.72 ID:vZ0FaaUq0
……ゲーム? ほむらには、その言葉が理解できなかった。

他のメンバーも同様のようで、眉をひそめ困惑の表情を作っている。

「ゲームって、なに?」
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2011/05/02(月) 17:57:45.45 ID:vZ0FaaUq0
「わたし……ゲームとか、よくわからないですけど、やっていいですか?」

「ダメよ」

黒い少女は、きっぱりと言った。
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2011/05/02(月) 18:01:02.69 ID:vZ0FaaUq0
「こいつなんだ? ウサギ……いやネコか?」

「そもそも何で喋れるの?」

足を引っ張ったり、頬をつまんだり、ポンポンと頭を叩いている。
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/05/02(月) 18:02:24.18 ID:vZ0FaaUq0
あとは、交替していく形で少女たちは次々と板に手を触れ、名前を言っていく。

「志筑仁美です」

「佐倉杏子だ」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/05/02(月) 18:04:40.95 ID:vZ0FaaUq0
※いまさらだが、少女たちより“みんな”とかの方が良かった気がしてきた OTL

「―――これで契約は成立だ。おめでとう! 君たちは晴れて魔法少女の卵となった!」

「魔法少女の卵? それじゃあ、まだ魔法少女になってないってこと?」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/05/02(月) 18:07:26.57 ID:vZ0FaaUq0
なにも起きる事なく、自然学校5日目は夕食の時間へと向かっていった。

「結局、あれは夢だったのかな?」

「夢よ夢、いくらなんでも非現実すぎるわ」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/05/02(月) 18:09:16.11 ID:vZ0FaaUq0
「…………」

「少し、妬いちゃうんじゃありませんか?」

「え?」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/05/02(月) 18:12:14.18 ID:vZ0FaaUq0
その言葉を、ほむらは最初理解できなかった。

「それってどういう―――」

「きゃぁあああああああああああ!!」
以下略



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