31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[sage saga]
2011/05/12(木) 21:33:11.88 ID:7TfqMd1bo
(結局さやかが車椅子を押す)
恭介「(もしもし、もしもし。膝の上のキュゥべえ、ひそひそモードで応答せよ)」
QB『ひそひそモードという名称は初耳だけど、ボクと二人で話すって事かな?』
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2011/05/12(木) 21:34:42.57 ID:7TfqMd1bo
QB『それこそウソじゃないか。ボクは悪意や害意をもって人を騙すという概念そのものがないんだ。
キミにはさやかに対する悪意がある。一昨日、そうキミが言っていただろう』
恭介『キュゥべえもおしゃべりが好きになってくれたようで嬉しいよ。
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2011/05/12(木) 21:35:54.39 ID:7TfqMd1bo
QB「……ボクは誤解していたようだね」
恭介「誤った認識さ、キュゥべえ」
さやか「なに? 何の話?」
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2011/05/12(木) 21:36:28.79 ID:7TfqMd1bo
QB「そうこうしている内に、魔女が孵化していたね」
マミ「あら、すてきなドレス。やっぱりドレスって女の子の憧れよねぇ。
でもサイズが少し……大きすぎるかしら」
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2011/05/12(木) 21:37:02.99 ID:7TfqMd1bo
──あの頃、あの日、あの場所────、
彼女は包丁を持って僕のあとを尾けていた。
────────
さやか「マミさん! 援護します!」
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2011/05/12(木) 21:38:54.49 ID:7TfqMd1bo
包丁は水晶の聖剣。
『悪者』をやっつけるための武器だった。
道中、影から悪者がでてきた時には、これでやっつけなければならない。
天上の音楽を奏でる『きょうすけ』は天使だ。
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2011/05/12(木) 21:40:29.99 ID:7TfqMd1bo
その素材が炭素でも空気の波でも、どんな連なりにしても。
たとえ瞬きの間に、宙にかき消えるものにしても、何万光年と永く永く残るものにしても。
まず糞が出る。
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2011/05/12(木) 21:41:43.56 ID:7TfqMd1bo
さやかは間違っている。
否定しなければいけない。それが人間社会の一員としての宿命、真人間の役割だ。
なじれ、ほっとけ、捨て置いて。
他人に依存しなくても、一人で生きていけなきゃね。
でなければ、こんな頭の悪い女は、しかるべき場所に押しこめなければ。
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2011/05/12(木) 21:43:14.53 ID:7TfqMd1bo
(僕はさやかに対する悪意と害意のカタマリなんだよ)
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2011/05/12(木) 21:43:52.42 ID:7TfqMd1bo
さやか「そのヴァイオリン」
恭子「楽器って、武器さ。時に、少女にゲロを吐かせるほど心を揺さぶる。そして」
マミ「ヴァイオリンは普通……ヴァイオリンは恥ずかしくはない……」ブツブツ
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2011/05/12(木) 21:44:26.54 ID:7TfqMd1bo
QB『────逆転の祈り。巻き戻しの願い。
この願いに前例がないわけではないけれど、恭子、桁違いだと言わせてもらおう。
ボクの知る限り、キミほど自身の願いを穿ち、呪いながら、こうも叶えた娘はいないよ。
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