過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」2
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2011/07/02(土) 00:31:29.98 ID:4jjVYGHho
電撃の直撃を受けて吹き飛んだ一方通行を見て、美琴は目を丸くする。
「……う……そ、当たった……?」
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2011/07/02(土) 00:32:53.87 ID:4jjVYGHho
靴越しに、骨ばった固い感触が通る。
最悪脚一本を駄目にするかもしれない賭けに、美琴は勝った。
再び倒れた一方通行の胸を、思い切り踏みつける。
以下略
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2011/07/02(土) 00:33:58.93 ID:4jjVYGHho
一方通行への恐怖を、美琴は忘れていない。
彼を踏みつける足は今も小刻みに震えている。
美琴が分かっているのは「一方通行は今能力を使えないようだ」ということだけだ。
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2011/07/02(土) 00:35:14.59 ID:4jjVYGHho
いらいらと、美琴は自分の髪を掻き毟る。
傍から見れば、自分はどんなに醜いことをしているのだろうか。
無抵抗の身体障碍者に手を上げ、足蹴にし、暴言を吐いている。
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2011/07/02(土) 00:35:57.29 ID:4jjVYGHho
「なんで今、私が普通にあんたを踏みつけていられるのかは知らない」
こうした瞬間にも、『突如能力を使われたら』という恐れは消えない。
そうなれば待っているのは妹たちと同じような死に様。
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2011/07/02(土) 00:36:42.23 ID:4jjVYGHho
「……にゃー、あれは相当ヤバいんじゃね?」
双眼鏡を覗いたまま、土御門が呟く。
事の顛末は向かいのビルからでも見えていた。
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2011/07/02(土) 00:37:32.44 ID:4jjVYGHho
今いるビルから病院の屋上までは何百メートルもある。
双眼鏡を頼る必要がある以上、正確な座標計測ができないかもしれない。
「それよりも絹旗さんを向こうに飛ばして無理やりにでも超電磁砲を引き剥がさせた方がいいんじゃないかしら。
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2011/07/02(土) 00:39:07.43 ID:4jjVYGHho
切っ先は揺れる。
高速で振動する砂鉄の剣は、かすっただけで物を容易に切断する鋭さを持つ。
何も言わぬ一方通行の首筋まで、あと5cm。
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2011/07/02(土) 00:41:36.00 ID:4jjVYGHho
一方通行は、ただそれを眺めていた。
『妹達』のオリジナルたる、『超電磁砲』御坂美琴。
彼女が一方通行に持つ怒りも、憎しみも、恨みも、殺意も。
それらは全て、正当なものだ。
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2011/07/02(土) 00:43:47.31 ID:4jjVYGHho
一瞬、美琴は何が起きたのか理解することができなかった。
状況を理解したのは、降り積もった雪に落下した瞬間。
一方通行が何かしらの能力を使い、瞬時に10mも吹き飛ばされたのだ。
受け身もとれずにぐしゃりと倒れた美琴に対し、一方通行はゆらりと立ち上がる。
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2011/07/02(土) 00:45:18.65 ID:4jjVYGHho
かき集められるだけ集めた砂鉄の剣は、黒の暴風となって一方通行を襲う。
纏わせた雷撃は、彼女のフルパワーを込めた。
だが、
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