過去ログ - 唯「さわちゃんと過ごした日々」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:27:37.84 ID:7L728IKn0
やっぱり幸せだ。

好きな人と一緒にいるのに、恋とか愛とか変に理解しようとしなくていいんだよね。

「さわちゃん……」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:28:45.83 ID:7L728IKno

【7月20日】




8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:30:19.35 ID:7L728IKno
ぼうっとした頭で天井を見上げてから、ここが自分の部屋じゃないんだってことを実感する。
纏わりつくような暑さに眉を顰めながら、ああもう夏なんだっけとかどうでもいいようなことを考えた。
まあ、それは季節のせいだけじゃないんだけど。

「……ちょっとさわちゃん、暑いよぉ」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:31:40.26 ID:7L728IKno
「ねえさわちゃん、お腹空いた」

「まったくもう、仕方ないわね。でもその前にシャワー浴びてきなさい」

確かに私の身体は何だかべたついている。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:32:50.53 ID:7L728IKno
********************


つい最近買った化粧ポーチ。
チャックを開けると、中にはマスカラ、アイライナー、アイシャドー……だけど、どれも封を切っていないものばかり。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:34:05.83 ID:7L728IKno
改めてポーチの中身を漁っていると、小さな不安に襲われた。
何しろ私は今までお化粧なんてしたことがない。
平日は学校に行くからその必要もなくて、休日はごろごろしてて、それに――お洒落した姿を見せたい相手が居なかったから。

初めて手に取る化粧品の数々に戸惑っていると、すっと伸びてくる手。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:35:35.43 ID:7L728IKno
「……唯ちゃん?」

「な、なに」

「すっごく顔赤いわよ。大丈夫?」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:37:43.32 ID:7L728IKno

「おぉ……」

鏡に映る自分は、何だか自分じゃないような気がして瞬きを数回繰り返した。
鏡とにらめっこしていると、さわちゃんが隣でくすくすと笑っていた。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:40:12.03 ID:7L728IKno
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助手席の窓ごしに見慣れた街並みを眺めながら、手持ち無沙汰な右手をそっと隣の手のひらに重ねてみる。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:42:47.12 ID:7L728IKno

「さわちゃん?」

「ごめんね……、普通のことできなくて」

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:45:10.08 ID:7L728IKno

その言葉で急に不安になって周りを見渡してみる。
ファミレスというだけあって、やっぱり家族連れが多い。
それに、夏休みだからか学生の姿もちらほら見受けられる。
いくら隣町だからって、ここに知り合いがいないという保証はない。
以下略



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