226:1[saga]
2011/10/30(日) 12:09:21.63 ID:vrMS+f+W0
まどかは笑顔を浮かべ、ほむらの口に唐揚げを優しく運ぶ。
ほむらはそれを噛み締めた。
「ん! 凄く美味しいわ!」
227:1[saga]
2011/10/30(日) 12:10:53.98 ID:vrMS+f+W0
「さっきから私ばかり食べているわ。このままだと、まどかの食べる分が無くなってしまうわよ」
「え? ……ん〜、まだちょっと多い気がするけどな〜」
228:1[saga]
2011/10/30(日) 12:12:01.98 ID:vrMS+f+W0
結局、食べ終わってみれば、まどかの弁当のほぼ半分を、ほむらが食べた。
その上、自分の買ったサンドイッチも平らげたので、少しお腹がきつくなった。
229:1[saga]
2011/10/30(日) 12:13:02.07 ID:vrMS+f+W0
これは、褒美だ。
もし神様がいるとしたら、いつも頑張る私にくれたご褒美だ。
遠慮は逆に失礼になるだろう。
ならば頂こうじゃないか。
230:1[saga]
2011/10/30(日) 12:13:34.84 ID:vrMS+f+W0
嬉しい。
とても嬉しい。
かつて無いほど、まどかが甘えさせてくれる。
幸せは、ここにあったのだ。
231:1[saga]
2011/10/30(日) 12:14:33.39 ID:vrMS+f+W0
「……ほむらちゃん? 目、どうしたの?」
「な、なんでもないわ。ちょっとお腹いっぱいで眠くなっちゃったの。そうしたらあくびが……」
232:1[saga]
2011/10/30(日) 12:16:07.17 ID:vrMS+f+W0
*
ほむらは夢を見ていた。
233:1[saga]
2011/10/30(日) 12:16:52.32 ID:vrMS+f+W0
*
「……らちゃん、起きて。ほむらちゃん」
234:1[saga]
2011/10/30(日) 12:17:31.23 ID:vrMS+f+W0
まどかが立ち上がる。
「そろそろ行こっか。早くしないと先生が来ちゃうよ」
235:1[saga]
2011/10/30(日) 12:19:09.43 ID:vrMS+f+W0
その日の授業が終わり、放課後になった。
「ほむらちゃ〜〜ん! 早く行こうよ!」
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