61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/09/09(金) 05:39:47.59 ID:qIDoYaU1o
乙した
62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/09(金) 20:51:52.49 ID:M7t4TzP80
木の香る廊下を歩く。分厚い壁で隔たれるそれぞれの部屋は、任務内容の機密を守るためのものであり、それ故にドア同士の間隔も非常に狭い。
人数確認に粗相が起らぬよう、大きな会議室の入り口もたった1つのために、ギルドの廊下は無駄に長く見えた。
少しでも景観を楽しませようと定間隔で壁にかけられた紅草のプランターが、十五歩ごとに目線の暇を慰めてくれる。
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/09(金) 21:44:58.23 ID:M7t4TzP80
紅髪「……」
少女(……目がすごく紅い)
64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/09/10(土) 02:00:24.98 ID:d3OSy2bEo
ワクテカ
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/12(月) 20:16:48.98 ID:WpMG6Z0e0
扉の向こう側はいつも通りの窓の無い会議室だ。
部屋に目線を向けるものがないためか、既に中で待機していた傭兵達は開いた扉へ眼を向ける。
66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/13(火) 20:23:34.89 ID:W9OYbMos0
「ちょっとその前に大前提の質問いいっすか」
紅髪「はい、どうぞ?」
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/14(水) 20:28:04.34 ID:mA+Gemau0
「荷運び、運搬か」
「どこまでだ?」
「危険なブツじゃねえだろうな」
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/14(水) 20:58:59.62 ID:mA+Gemau0
紅髪「この時点で降りたいという方は?」
ある程度の説明を聞かされた傭兵達は黙って女性の眼を見ている。
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/14(水) 21:09:19.95 ID:mA+Gemau0
少女「…」
人々の往来が激しいロビーで、少女は馬車が出発する時間を待っていた。
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/14(水) 21:34:24.61 ID:mA+Gemau0
年の離れた美女二人が見つめ合う光景は人種によっては垂涎ものであろうが、生憎紅髪の女性にとっては真剣な眼と眼の語りあいなのだ。
紅髪「…なるほどね、確かに私の眼にも狂いはなかったわ」
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/15(木) 20:14:56.24 ID:IIxpxRPH0
時計の針が約束の時間を指した。
同時に少女は立ち上がり、尻を払う。
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