185:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/27(日) 20:27:23.65 ID:cXRyHnsb0
憂「ありがとう和ちゃん。じゃあ、さっそく支度するね」
和「あっ、ちょっと憂」
186:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/27(日) 20:32:18.50 ID:cXRyHnsb0
和「さて……」
和はさっきから、一言も喋らない唯に目を向ける。彼女はここ(リビング)にも戻って来た時からずっと、俯いたままだった。
187:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/27(日) 20:38:22.73 ID:cXRyHnsb0
和「憂、まさかこれって?」
188:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 01:57:11.91 ID:LTcGETgD0
唯「の〜どかちゃ〜ん」
どこぞの三世の様な口調で、赤ら顔の唯がぴょ〜んとダイブするかの勢いで、和の左胸の辺りに抱きついて来る。
189:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 01:59:32.64 ID:LTcGETgD0
和<まだ飲み始めてからさほど時間も経っていないのに……>
そう思いながらも和は再び缶ビールに口を付ける。
190:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:01:49.43 ID:LTcGETgD0
唯「和ちゃん大好き」
憂「私も和ちゃん大好きー」
191:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:06:52.21 ID:LTcGETgD0
和<唯…憂……>
二人の声に、和も感極まって涙を滲ませながら、愛おしげに二人をぎゅっと抱き締める。今度は姉妹が和の抱擁に少し息苦しさを感じたが、その息苦しさがむしろ、彼女を感じられてとても気持ち良かった。
192:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:08:20.66 ID:LTcGETgD0
和「ん…んぅ……ん……ん」
カーテンの隙間から陽が差してきたのとほぼ同じ位に、和は目が醒める。起きた瞬間、それ程ではないが特に右側の額からこめかみにかけて、今まで感じた事の無い痛みが奔る。これが二日酔いなのかな…と思いながらテーブルを見ているとビールやチューハイの缶が見た感じ十缶以上が無造作に転がっていた。
193:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:10:37.56 ID:LTcGETgD0
そしてもう一つ、彼女の右側に寄り添う様に眠っている憂の存在に気付く。憂は無防備と言っても良い様な安心しきった様子で、すやすやと寝息を立てていた。
194:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:12:43.82 ID:LTcGETgD0
和「あっそうだ。唯が私と憂にタオルを掛けてくれたの?」
唯「うん。そうだよ。私が最後まで起きていたから、あっ和ちゃん暑かったかな?」
195:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:14:23.46 ID:LTcGETgD0
唯は和の飲み終えたコップを受け取ると、代わりに彼女に湯呑を差し出す。
和「こ、これはお茶?」
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