過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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2012/05/28(月) 03:02:22.55 ID:9M6RkmvRo
「なんだよこれ……?」
杏子の言葉にステイルは後ろを振り返った。
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回線が重いので若干投下遅れます
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2012/05/28(月) 03:04:15.45 ID:9M6RkmvRo
「事件って……なによそれ? じゃあこの魔術はなんなのよ?」
さやかの声が聞こえて、ステイルはほっと一息ついた。
あの光景を目の当たりにして絶望していたら、今度こそ本当にアウトだったかもしれない。
以下略
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2012/05/28(月) 03:05:22.77 ID:9M6RkmvRo
――火の首領が焼き尽くした森の主は、ある属性を秘めていた。
“地”もそうだが、もっと別の、主の代名詞とも呼べる属性を。
この世の条理から外れた、理不尽なまでに異常な“混沌”を。
以下略
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2012/05/28(月) 03:06:18.71 ID:9M6RkmvRo
才能に選ばれず。
幸運にも選ばれず。
彼女にも――ああいや、これは未練がましいので無しだ。
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2012/05/28(月) 03:06:45.23 ID:9M6RkmvRo
「――――顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ――ッ!!」
しかし、翼が届くよりも先に詠唱が完成する。
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2012/05/28(月) 03:07:12.12 ID:9M6RkmvRo
「ふうぅぅっ――!!」
残り七秒。
息を吐き出しながら一歩前に踏み込む。ほんの少し前まで彼が居た場所に粘液の雨のような翼が突き刺さった。
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2012/05/28(月) 03:07:39.63 ID:9M6RkmvRo
残り二秒。
口から血を吐きながら、眼球を忙しなく動かして攻撃目標を探す。
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2012/05/28(月) 03:08:08.22 ID:9M6RkmvRo
「――ステイルッ!?」
視界を覆っていた砂埃が晴れたのを確認すると、さやかは反射的に叫んだ。
そして目の前の光景に目を凝らし、息を詰まらせる。
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2012/05/28(月) 03:08:34.50 ID:9M6RkmvRo
恐らく、終ぞ減速できなかった刃が、自分自身、すなわち魔女の翼の、その生え際を切り裂いたのだ……!
「まさかステイル、あんた最初からこれを狙って……」
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2012/05/28(月) 03:09:01.03 ID:9M6RkmvRo
その言葉が合図となった。
揉めるさやかと杏子、そしてそのすぐそばで座り込むキュゥべぇの前方。
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