過去ログ - まどか「無限の中のひとつの奇跡」
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6:視点:巴マミ ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:42:43.84 ID:mLlw9Zym0
「手助けが必要かい?巴マミ」
季節外れの雷の夜。不夜城たるこの街とは思えない程の深い闇に沈んだ、水と緑の通学路。
私の背後で、良く知った声がする。
7: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:43:56.72 ID:mLlw9Zym0
「出来れば」
ぽつり、ぽつりと、大粒の雨が落ち始めた。
「ここは私の学校の近くだし、夜明けまでには掃討しておきたいのだけど」
8: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:44:48.47 ID:mLlw9Zym0
――バリバリドグオオオオオン――
耳を裂くような轟雷が至近で炸裂する。校舎屋上の避雷針を無視して、おおよそ校門の当たりで。
白く輝いた時計の文字盤は、0時丁度。
9: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:45:34.13 ID:mLlw9Zym0
「素敵――」
「マミ?」
「光と闇のconcerto――正に最強だわ」
10: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:46:24.25 ID:mLlw9Zym0
「それじゃ、次は貴方の番ね」
佐倉さんの方を向いて、にっこり笑ってみせる。
「マジかよ」
11: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:46:59.98 ID:mLlw9Zym0
***** Caution Caution Caution Caution Caution Caution Caution *****
※魔獣世界SS
※タイトル詐欺
12:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:48:23.21 ID:mLlw9Zym0
「――これで掃討完了、か?」
槍を杖替わりに突き、呼吸を整える。
雨はいつの間にか上がり、雷鳴もずっと向こうに遠ざかっている。
13:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:48:59.96 ID:mLlw9Zym0
「……」
無言で街灯の下に歩み出て来たのは、三つ編みお下げの黒髪に赤いリボン、赤縁眼鏡の少女。
しかし冴えない外見とは裏腹に、その無表情な瞳には、ベテランの風格を宿している。
力量はアタシやマミと同格、若しくはそれ以上だろう。
14:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:49:47.73 ID:mLlw9Zym0
「もう、大丈夫そうね。
じゃ、自己紹介、いいかしら」
紅茶を飲み終え、幾分平静を取り戻したらしいそいつを
無垢な優しさで篭絡しようとするマミ。
15:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:50:27.32 ID:mLlw9Zym0
「――私はもうすぐ、そこの学校に転校してくることになっているの」
ふーん、マミの縄張りにもう一人増えるか。ま、アタシには関係無い。
「あら――ねえ、だったら試しに、私と組んでみる気はないかしら。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/10/03(月) 23:50:34.56 ID:23jmJ7pJ0
期待
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