過去ログ - アイリス「さよなら、ジャンポール」
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10:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:07:03.16 ID:oNEfTHUU0





以下略



11:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:07:50.03 ID:oNEfTHUU0
奇しくも、現場に大神と共に居たマリア。
加え、大神よりも更にアイリスと長い付き合いのマリアなら、何か分かったかもしれない。
思い、大神は訊ねる。
マリアは何とも言えない顔つきで、静かに口にした。

以下略



12:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:08:51.73 ID:oNEfTHUU0
意味のない会話だった。
アイリスには軽いテレパスがある。
その気になれば、アイリスは自分に起きた事の全てを知ることが出来るだろう。自分に起きた異変さえも。
だが、その場に居た全員、自らの口から事実を告げる事は出来なかった。
アイリスを不安にさせたくないし、何より、何も分かっていない状況で何を言えというのだろう。
以下略



13:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:09:57.54 ID:oNEfTHUU0
「な、何をしたんだ。アイリス……」

大神が言うと、アイリスは不機嫌そうに頭のピンクのリボンを解き、吐き捨てるが如く言った。

「アイリスぅっ?
以下略



14:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:10:26.76 ID:oNEfTHUU0
だが、
いつまで経っても、
衝撃は訪れない。

経ったのはほんの数秒のはずだが、大神には何時間にも感じられた。
以下略



15:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:10:54.72 ID:oNEfTHUU0





以下略



16:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:11:56.24 ID:oNEfTHUU0
「それじゃ、狐憑きを信じていた昔の人と同じでしょう、さくら。
そうではないのよ。飽くまで、多重人格という症状から生じる人格はもう一人の自分なの」

「心が分かれるっちゅうほうが分かりやすいかも知れんな。
人間には何かは知らんけど、何かきっかけがあって、心がいくつかに分かれてしまう事があるらしい。
以下略



17:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:12:59.49 ID:oNEfTHUU0
「そうだ。
強い風でジャンポールが河岸に連れて行かれたから、アイリスが霊力を使って自分の所に戻したんだ。
でも、それくらいならいつもの事だしなぁ……」

「ううん」
以下略



18:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:13:35.10 ID:oNEfTHUU0
「ううん、アイリスのせいだよ……。
霊力をあんまりつかっちゃいけないって、マリアの言うことをちゃんと聞かなかったんだもん……」

アイリスの言葉で暗い雰囲気になりかけていく。
だが、カンナは明るく言ってくれた。
以下略



19:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:14:03.05 ID:oNEfTHUU0





以下略



20:ny[saga]
2011/10/19(水) 21:14:27.69 ID:oNEfTHUU0
「ええ、必ず。紅蘭の科学力と私の霊力を使えば、必ず成功すると思います。
現在の状態では、アイリスの治療法は恐らくありません。
ならば、治療法を確立するまで、アイリスを仮死状態にするしか……」

「駄目だ!」
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