過去ログ - 澪「妖怪リリーちゃん」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 00:58:03.66 ID:9yuxyDT00

律が鏡を“アイツ”の前に掲げようとした刹那、古びた包帯で覆われた腕が首元に伸びてきた。

律「なっ…!?」

以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:01:17.99 ID:9yuxyDT00



澪「あ…あっ…」

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:02:58.65 ID:9yuxyDT00

首を締め上げられた律の体が限界なのは、澪の目から見ても明らかであった。

そして遂に、僅かながらも抵抗を見せていた律の体はその動きを止め、手鏡を掲げていた腕は力なく垂れ下がった。

以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:05:14.46 ID:9yuxyDT00

澪「律っ!」

澪の体も咄嗟に動いた。
先ほどまでの痙攣が嘘のようであった。
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:06:04.69 ID:9yuxyDT00

澪「は…はい!」

澪と律はおぼつかない足取りで立ち上がり、さわ子に続いて走り出した。

以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:07:28.40 ID:9yuxyDT00


3階から2階へと駆け降りる…

後ろから近づいてくる足音が大きくなってきた。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:09:06.57 ID:9yuxyDT00

律「澪っ!」

更に最悪なことは、先ほどのさわ子の攻撃により、リリーはさわ子と、そしてその場にいた澪を排除するべき“邪魔者”として認識したことであった。

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:39:38.88 ID:9yuxyDT00

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さわ子「みんな、止まって」
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:40:13.37 ID:9yuxyDT00

さわ子「まず、どうして私が学校にいたのか、ということから話した方がいいかしら…」

さわ子「春休み中だったかしら、部活をやっている生徒の間でリリーの噂が流れ始めたのは」

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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:40:46.28 ID:9yuxyDT00

さわ子「まず今の噂では言われてないんだけど…リリーは呼ばれただけでは今みたいに直接人を襲うことはないわ」

さわ子「せいぜい校内で自分を呼んだ人間に不幸を運ぶくらいね。階段から転落させたり。
    それに、その段階ではターゲットは一人まで。もし他の子がアイツを呼んだら、ターゲットはその子に移るわ」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 01:41:12.64 ID:9yuxyDT00

さわ子「本当はね、アイツに自分の姿全てを見せる必要があるの。
    つまり、体全部が見えるような大きな鏡で360度囲う必要があるってこと」

さわ子「そして、その状態でこう言う必要があるわ」
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