2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/11/20(日) 16:23:06.43 ID:RDu1okfAO
やりたまえ
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:23:32.41 ID:L0fwPT1Y0
それでは 始めさせてもらいます
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:24:52.22 ID:L0fwPT1Y0
絶対等速は ある犯罪グループの一員だった。 理由は単純 金だった
やることは他の不良と変わらない。
そんなグループから ある日、絶対等速へ依頼が来た
内容は ある能力者を攻撃してこいというものだった。
組織は自分たちの縄張りをうろうろされて迷惑らしい
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:26:35.20 ID:L0fwPT1Y0
絶対等速がどんな攻撃を想定し どんな防御をとったとしても それは無意味だったといわざるをえない。 急接近してきた一方通行は敵の直前で止まったように見えた。一瞬の間をおいて アスファルトの地面がはじけとんだ 周囲のベクトルを操作して、地面に衝撃を走らせたのだ。
予想外の攻撃をうけた絶対等速は激しく動揺した。 (これ以上接近されるのはまずい!) 彼は鉄粉の入った袋をとりだした
絶対等速を使えば 鉄粉ですら凶器になりうる。絶対等速は鉄粉に能力を使い煙幕を張った
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:27:34.44 ID:L0fwPT1Y0
絶対等速は地上にはいなかった。組み上げられた鉄骨の上にいたのだ。
どうやって彼がそんな高さまで移動したか。 能力のちょっとした応用である。
ワイヤのついた鉄球を用意、反対側を自分のベルトに巻きつける。
このまま鉄球を投げることで、鉄球の運動に引っ張られ、『飛行』することができるのだ。
では、なぜ、鉄球が一方通行へ飛んできているか。 罠がしかけてあるからだ。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:28:20.90 ID:L0fwPT1Y0
敵が予想外の動きを見せたが、絶対等速はあわてず鉄球を投げた。
(少し予想が外れたが、敵を攻撃することに変わりはない)
しかし、次の瞬間 絶対等速は自分の罠がうまくいかなかったことを思い知らされる。
敵が攻撃を避けたのだった。 正確には一発、側頭部をかすめていたが、敵はまるで、
どこから鉄球が飛んでくるかわかっていたかのようだった。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:29:13.35 ID:L0fwPT1Y0
また 鉄骨が飛んでくるとばかり思っていた絶対等速は、一方通行の次の攻撃に驚愕した。
一方通行は、自分の周囲の大気のベクトルなどを自分のほうへ向けて工事現場そのものに大きな圧力をかけ内側へ歪めたのだ。
(あいつの能力はなんなんだ!? どうやったらあんな攻撃ができるんだ!? 大能力以上はあるぞ! これ以上戦うのはよそう) 絶対等速は引き込まれないように、隣のビルへ『飛行』した。
一方通行は絶対等速が飛んでいるのを見逃さなかった。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:30:05.40 ID:L0fwPT1Y0
「よォ 遅かったじゃねェか」
絶対等速の目に映ったのは缶コーヒー片手に立っている、白髪の少年だった。
そのコーヒーが売っていたであろう自販機は、次はおまえがこうなるぞとばかりに大破していた。
「悪かった!依頼されて仕方なくやったんだ 許してくれ もう戦う気はない」
絶対等速は本心から言った。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:31:04.71 ID:L0fwPT1Y0
絶対等速の狙いは一方通行ではなかった。 斜め下方向に運動しているため、彼の鉄球は
いくつか一方通行を狙っているように見えただけだ。 一方通行が、鉄球をかわすとすぐに絶対等速の攻撃軌道上にはいり、挑発していたのもこれを攻撃と錯覚した一因である。
絶対等速の真の狙いは、ビル側面に穴を開けることだ。彼は、敵と戦うため、再び身を隠すことにしたのだ。
(敵の能力はなんだ? なぜ加速するんだ? さっきもどうしてわざわざ風で攻撃したんだ? 奴は自分で力を作り出しているわけじゃないんだ。 鉄骨や風を使ったのは使わざるを得ないからだ。 物体の『何か』を変えていると考えるべきだろう。 物体が加速する『何か』 加速度? F=ma? まさか 敵は『力の向き』を変えることができるのか?)
向きを変える能力、並の演算能力しかない者がこの力を身につけても、たいしたことはできないだろう。 他の能力者に比べ、処理すべき情報が多く、攻撃をするのも複雑で、下手をすると自分もダメージを受けるからだ。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:32:05.04 ID:L0fwPT1Y0
(なるほど 考えたな)
一方通行は敵の攻撃に感心していた、空中では地上と違い鉄粉に、かわりに壊させる物がないのだ。
さらに絶対等速の進行方向のビル側面には穴が開いていた。
(次は どうするんだろうな) 一方通行は、そんなことを考えながら、煙幕を迂回した。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:33:00.93 ID:L0fwPT1Y0
あまりの激痛にうめき声をあげながら、絶対等速は、敵が何をしたのか理解した。
(そうか、光の向きを変えて自分の像をずらしたのか)
しかも、恐ろしいことに敵は無音で近づいてきたのだ。
(敵の位置を知る方法を考えなくては)
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