24:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:36:24.00 ID:JjKvBwFx0
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25:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:37:00.94 ID:JjKvBwFx0
「ねえ、月夜叉……。
あんたは誰かを好きになった事ってあるか?」
少年は常時斯様な事を思考し続けているものだ。
決まり切った約束事だ。
26:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:40:03.89 ID:JjKvBwFx0
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27:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:40:51.82 ID:JjKvBwFx0
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28:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:41:29.57 ID:JjKvBwFx0
『私は人の子ではないよ、暁』
「ああ、分かっているよ。
それでも俺は月夜叉が……」
29:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:42:01.11 ID:JjKvBwFx0
暁が真に求めていたものは、愛してくれる者や、愛せる者ではない。
他の誰でも良くて、誰でもない女こそが欲しかったのだ。
無表情でただ自分の想いを受け止めてくれる、都合のいいそれだけの女が。
恋人に本気になれない理由も、恐らくはそれだった。
斯様に都合のいい人間など存在しているはずもない。
30:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:42:41.72 ID:JjKvBwFx0
この話はここまで。
書き溜めが終わったので、次は一週間後くらいになりそうです。
31:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:37:18.80 ID:DE4CuiAp0
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32:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:37:49.39 ID:DE4CuiAp0
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33:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:38:33.78 ID:DE4CuiAp0
けれども、泉は幸福なのだ。
果てる事は不幸ではない。決して不幸ではない。
死は忌み嫌われ、至る事を恐怖とされるものである。
それは当然だ。
34:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:39:04.73 ID:DE4CuiAp0
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