過去ログ - 夜叉「もうすぐ死ぬ人」
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26:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:40:03.89 ID:JjKvBwFx0





以下略



27:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:40:51.82 ID:JjKvBwFx0





以下略



28:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:41:29.57 ID:JjKvBwFx0
『私は人の子ではないよ、暁』

「ああ、分かっているよ。
それでも俺は月夜叉が……」

以下略



29:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:42:01.11 ID:JjKvBwFx0
暁が真に求めていたものは、愛してくれる者や、愛せる者ではない。
他の誰でも良くて、誰でもない女こそが欲しかったのだ。
無表情でただ自分の想いを受け止めてくれる、都合のいいそれだけの女が。
恋人に本気になれない理由も、恐らくはそれだった。
斯様に都合のいい人間など存在しているはずもない。
以下略



30:JK[saga]
2011/12/17(土) 18:42:41.72 ID:JjKvBwFx0


この話はここまで。
書き溜めが終わったので、次は一週間後くらいになりそうです。


31:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:37:18.80 ID:DE4CuiAp0





以下略



32:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:37:49.39 ID:DE4CuiAp0





以下略



33:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:38:33.78 ID:DE4CuiAp0
けれども、泉は幸福なのだ。
果てる事は不幸ではない。決して不幸ではない。
死は忌み嫌われ、至る事を恐怖とされるものである。
それは当然だ。

以下略



34:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:39:04.73 ID:DE4CuiAp0





以下略



35:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:39:47.28 ID:DE4CuiAp0
理由はどうでもよかった。
孤独の死は覚悟していたとはいえ、幾分か寂しいものだ。
死の寸前に古い友人と邂逅できるという事は、恐らくは幸福なのだろう。
故に泉は月夜叉が顕現する理由にこだわりはしない。

以下略



36:JK[saga]
2012/01/12(木) 20:40:14.24 ID:DE4CuiAp0
それ故に死を目前にして泉が思うのは己の事ではなく、周囲の知人の事だった。
自分が果ててしまうのは仕方が無いとしても、遺される家族や知人はどのように変化してしまうのか。
それのみが泉の不安だった。
家族は、己の死を悼むのだろうか。
弱い妹は、自分の死から立ち直れるだろうか。
以下略



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