過去ログ - 律「閉ざされた世界」
1- 20
632:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:53:54.63 ID:zmR1v/Ro0
「元の世界で届けなきゃいけないんですよね、私達の演奏を。
憂に、純に、和先輩に、届けたい皆の前で、直接。
今度こそ私達の想いを届けるために。
今の想いを絶対に忘れずに……」

以下略



633:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:54:32.19 ID:zmR1v/Ro0
「あの風……、結局何だったのかな……?」


不意にムギが首を傾げながら呟いた。
これまでみたいに風を怖がってるって感じじゃなくて、純粋に疑問に思ってるだけみたいだった。
以下略



634:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:55:02.06 ID:zmR1v/Ro0
「なあ、皆。
私さ……、皆に聞いてほしい事があるんだ。
この世界やあの風の正体は今の所は澪の考え通りの物でいいって私は思う。
元の世界に戻る方法もこれから皆で探したい。
でも、私、思うんだよ。
以下略



635:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:55:27.40 ID:zmR1v/Ro0





以下略



636:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:55:54.56 ID:zmR1v/Ro0
「ごめんね、皆……。
私のせいでこんなに大変な事になっちゃって……。
でも……、でもね……、私、もう逃げないよ?
自分が死んだら皆が助かるなんて、そんな事も考えない。
元の世界で皆で居られる方法を頑張って探すから……、
以下略



637:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:56:21.04 ID:zmR1v/Ro0
「立って下さい、唯先輩。
私も立ちます。自分の足で立ってみせます。
まだ不安ですけど……、
さっきも吹いた風の事を考えると怖くなりますけど……、
それでも、私は立つです!
以下略



638:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:56:49.57 ID:zmR1v/Ro0
「さっきまた風が吹いたよな?
すぐってわけじゃないと思うけど、また近い内に吹くんじゃないかなって思う。
多分、それは唯の無意識の責任とかじゃなくて、唯の目覚めが近いからじゃないかって思うんだ。
私だけかもしれないけど、目が覚める直前の夢は場面転換が多い気がするんだよな。
いや、これは個人的な意見だから、どうでもいいんだけどな。
以下略



639:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:57:19.75 ID:zmR1v/Ro0
「梓、よく聞いてくれ。
私達は五人なんだ。奇数である以上、誰かが余らなきゃいけないんだよ。
だったら、部長の私が余らなきゃな。
これが部長の辛い所ってやつだ。
おっと、現部長の私が……、とか言い出すなよ、梓。
以下略



640:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:57:50.95 ID:zmR1v/Ro0
「一番考えちゃうのは、やっぱり元の世界の時間経過だよな。
もし今、元の世界に戻れたとして、元の世界はどれくらいの時間が経ってると思う?」


澪がそういう風に言うという事は、
以下略



641:にゃんこ[saga]
2012/06/30(土) 17:58:28.35 ID:zmR1v/Ro0
「忘れないよ、梓」


「律先輩……?」

以下略



657Res/1034.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice