過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
1- 20
853:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:38:53.47 ID:pOQ9sNVj0
それは、レーザー砲に似ていた。

黒い光だった。

相当遠距離から狙っていたらしく、
以下略



854:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:39:42.58 ID:pOQ9sNVj0
功刀は近くのテントを軽々と飛び越え、
転がるようにしてスラム街の出口に向けて走り続けた。

「影の中に逃げられませんの! 私が跳ね返して……」

以下略



855:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:40:15.96 ID:pOQ9sNVj0
青年は、スナイパーライフルのようなものを持っていた。

その底部は、何かチューブのようなもので、
青年が背負っている巨大なタンクに接続されている。

以下略



856:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:40:48.89 ID:pOQ9sNVj0
その影がざわついて、吹き飛んだ腕を構成する。

それに伴って、腕がコートごと再生した。

青年は、数十メートル離れたビルの屋上に、座っていた。
以下略



857:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:42:10.29 ID:pOQ9sNVj0
「いいだろこれ。作ったんだ。
組成的にはレ・ダードと同じ物質を撃ち出す。
安心しろよ。今の製作段階じゃ、二発が限度なんだ」

背中のタンクを脇に放り投げ、硲はライフルを投げ捨てた。
以下略



858:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:42:44.94 ID:pOQ9sNVj0
丁度、何かを手で裂くような動作だった。

功刀の長く伸びた影が同じような動作をして、
硲が立っていたビルの影をウェハースのようにちぎる。

以下略



859:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:43:11.27 ID:pOQ9sNVj0
悲鳴。
断末魔。
建物の倒壊する音。
土煙。
砂。
以下略



860:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:43:46.58 ID:pOQ9sNVj0
途端、ドームの地面が割れた。

巨大なクレバスが燐の目の前に、
お菓子を引き裂くように広がっていく。

以下略



861:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:44:21.56 ID:pOQ9sNVj0
「右から来ます!」

そう叫んで、功刀の体を掴んで、引き倒す。

大魔法使いが僅かによろめく。
以下略



862:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:45:00.45 ID:pOQ9sNVj0
また、違うビルの屋上に別のライフルを持った硲が立っていた。

「随分といい従者を持ってる。羨ましいな」

ライフルを投げ捨てて、彼は笑った。
以下略



979Res/589.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice