過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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291:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:38:38.64 ID:FSFT7ye80
「随分と断言するが、君のバーリェは
思うとおりに育っているのか?」

話をさらりと変えた絆に、
彼女は隣のバーリェを乱暴に引き寄せてから言った。
以下略



292:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:39:16.06 ID:FSFT7ye80
言い返そうとして失敗し、椿が息を呑む。

そして彼女は唇を噛んで、物凄い目で圭を睨んだ。

それに威圧され、圭が傍らの絆の影に
以下略



293:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:39:56.35 ID:FSFT7ye80
それを使って戦果を上げられるなら、
どんどん使うべきだというのが本部の意向だ。

むしろ、過剰な投薬を行わない
絆の方針こそが異様だとも言える。
以下略



294:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:40:40.55 ID:FSFT7ye80
脳のシナプスの伝達回路を緩める薬なのだが、
それにはバーリェの寿命を縮めるという副作用があった。

だから、絆はその薬を使ったことは殆どなかった。

以下略



295:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:41:19.12 ID:FSFT7ye80
絆は無理矢理体を動かして椿の方を向いた。

「納得が出来ないのなら証明してもいい。
この子の性能をな」

以下略



296:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:41:54.33 ID:FSFT7ye80
……先日の文の暴走により。

沢山の味方のバーリェが攻撃に巻き込まれ、
AADごと破壊されて死んだ。

以下略



297:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:42:30.88 ID:FSFT7ye80
椿は脇のバーリェの手を掴んで
無理矢理体の前に突き出し、絆に言った。

「勝負しませんこと? あなたの『出来損ない』と、
私の育てているバーリェ。
以下略



298:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:43:06.21 ID:FSFT7ye80
彼女は、絆と目が合うと

「む……無理です……」

と小さな声で呟いて、ふるふると首を振った。
以下略



299:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:43:56.28 ID:FSFT7ye80


結論から言うと、バーチャルの
仮想シュミレーターで行った戦闘訓練は、圧勝だった。

以下略



300:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:44:31.52 ID:FSFT7ye80
丁度車椅子に乗せられようとしていた圭が、
それを見て息を呑んだ。

しかし絆は、女性にスーツのネクタイを
捻り上げられながら軽く笑って見せた。
以下略



301:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:45:11.10 ID:FSFT7ye80
圭の性能は、事前に言われていた通り霧を凌ぐものだった。

戦闘操縦自体はさせていないが、
とてつもないエネルギー含有量だ。

以下略



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