過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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294:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:40:40.55 ID:FSFT7ye80
脳のシナプスの伝達回路を緩める薬なのだが、
それにはバーリェの寿命を縮めるという副作用があった。

だから、絆はその薬を使ったことは殆どなかった。

以下略



295:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:41:19.12 ID:FSFT7ye80
絆は無理矢理体を動かして椿の方を向いた。

「納得が出来ないのなら証明してもいい。
この子の性能をな」

以下略



296:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:41:54.33 ID:FSFT7ye80
……先日の文の暴走により。

沢山の味方のバーリェが攻撃に巻き込まれ、
AADごと破壊されて死んだ。

以下略



297:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:42:30.88 ID:FSFT7ye80
椿は脇のバーリェの手を掴んで
無理矢理体の前に突き出し、絆に言った。

「勝負しませんこと? あなたの『出来損ない』と、
私の育てているバーリェ。
以下略



298:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:43:06.21 ID:FSFT7ye80
彼女は、絆と目が合うと

「む……無理です……」

と小さな声で呟いて、ふるふると首を振った。
以下略



299:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:43:56.28 ID:FSFT7ye80


結論から言うと、バーチャルの
仮想シュミレーターで行った戦闘訓練は、圧勝だった。

以下略



300:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:44:31.52 ID:FSFT7ye80
丁度車椅子に乗せられようとしていた圭が、
それを見て息を呑んだ。

しかし絆は、女性にスーツのネクタイを
捻り上げられながら軽く笑って見せた。
以下略



301:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:45:11.10 ID:FSFT7ye80
圭の性能は、事前に言われていた通り霧を凌ぐものだった。

戦闘操縦自体はさせていないが、
とてつもないエネルギー含有量だ。

以下略



302:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:45:48.79 ID:FSFT7ye80
――出来ません……お願いします。私出来ません……。

蚊の鳴くような声で、震えながら圭が言ったのだった。

そのまま無理矢理やらせて戦闘恐怖症にでもなったら
以下略



303:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:46:38.87 ID:FSFT7ye80
「トレーナーが操縦できてもおかしくはないだろう。
君の方こそおかしいんじゃないか? 
勉強不足だ。俺の頭の中には、バーリェの戦闘データと
分析が全て入ってる。対処できて当然だ」

以下略



304:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/31(土) 22:47:20.71 ID:FSFT7ye80
「…………」

圭は俯いて唇を噛んだ。

しばらくして彼女が小さく言う。
以下略



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