過去ログ - 勇者「お前が勇者をやってみろ」 魔王「どうしてそうなる?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 00:36:39.89 ID:wqn4CCQG0
勇者「どうしてだと? お前のような自己中がいるせいで一番迷惑している人間が俺だからだ」

魔王「ほう・・・・・・」

勇者「モンスターを人間の住む村や町に送り人を殺せば、棺桶屋だけじゃなく俺の仕事が増える。
   これくらい言う権利はあるだろう」

魔王「権利はあるだろうが、それがなぜ我が勇者をやらねばならん事と直結するのだ」

勇者「理由はいろいろあるが、極論を言えば・・・・・・いいかげん疲れたからだよ」

魔王「疲れただと? 貴様、それでも人類の希望を背負った勇者か?」

勇者「そこだよ、問題は」

魔王「何?」

勇者「歴代の勇者がどうだったかは知らないが、俺は神様だか精霊だかの勝手なお告げのおかげで
   ある日突然勇者に抜擢されたんだ。 剣も、槍でさえもったことのない俺がな。
   翌日からは修行修行また修行。 青春を感じる暇もなくモンスター退治の日々だ」

魔王「そういう事なら我にだって言い分はあるぞ。 歴代魔王がどうであったかは知らぬが、
   先代が勇者に破れて以来、モンスター達は大人しく暮らしていた。
   それを貴様ら人間が残党狩りよろしく異形だからと、相容れないからという理由で殺しまくったから、
   別にそんな気もなかった我が無理やり担ぎ出されたのだ」

勇者「各国の宝剣、宝玉、宝石に太古の文献や装飾品を片っ端から奪い去っていく癖に、そんな気はなかっただと?」

魔王「そんな気がなかろうと、それらしい所を見せておかねば周りが納得せんのだ。 これでも我は魔界の統治者だからな」

勇者「私情は一切ないと?」

魔王「言うなれば、それが唯一の私情だ。 我は欲しいと思ったものは必ず手に入れる」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 00:42:26.36 ID:wqn4CCQG0
勇者「勝手なことを・・・・・・っ」

魔王「そういうお前はどうなのだ。 選ばれたからというだけで、殺戮の限りを繰り返してきたではないか。
   もしかしたら、この世界でもっとも魔王に近しい存在だとは言えないか?」

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 00:48:42.45 ID:wqn4CCQG0
[ピーーー]=殺 す


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 00:49:34.34 ID:wqn4CCQG0
[ピーーー]=殺 す


5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 00:52:44.85 ID:wqn4CCQG0
魔王「・・・・・・どうやら、此度の勇者は最初から異常だったというわけだ。 
   それならば、貴様の仲間が後ろに控えている年寄りの賢者一人というのも頷ける」

賢者「ふぉっふぉっふぉww わしのことは気にせずに。 ささ、続けなされ」

以下略



6:ヒント[saga]
2012/03/28(水) 00:54:21.21 ID:5III1ngAO
殺す 死ぬ ドラえもん


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 00:55:39.37 ID:wqn4CCQG0


―――1時間後


以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:03:49.94 ID:wqn4CCQG0
ヒント助かります 書き込む前に(ryがエラーで読めなくて見切り発進したから分からなかった。
[ピーーー]=倒す の方がよかったですね。


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:06:09.16 ID:wqn4CCQG0
魔王「何っ、何だこの光はっ!?」

勇者「言ったろう。 俺はお前を救ってみせるってな」

魔王「貴様まだそんな世迷いごとを・・・・・・っ。 貴様のエゴに我が屈すると思ってか!!」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:10:26.36 ID:wqn4CCQG0

* 「・・・・・・う、うぅ」

賢者「気がついたか? 随分長いこと眠っていたのう。 日頃の疲れが溜まっていたんじゃないかの?
   ふぉっふぉっふぉww」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:13:53.16 ID:wqn4CCQG0
勇者「・・・・・・」

賢者「もうおらんよ」

勇者「お、おらんだと?」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:16:13.89 ID:wqn4CCQG0
―――勇者は手の平に魔翌力を集中させた! しかし、途中で霧散した!


勇者「っく、魔法が、どうしたというのだ!?」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:19:28.93 ID:wqn4CCQG0
勇者「くっ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」

賢者「まぁ、いい子でいれば、次第に監視も緩くなり、やがては開放されるじゃろう」

勇者「悪になりたければ、まず聖人であれというのか・・・・・・くそっ」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:23:37.13 ID:wqn4CCQG0
賢者「ふぉっふぉっふぉww 切り替えが早くて助かるわい」

勇者「まだ、納得するまでには時間がかかるだろうが、停滞していたところで物事は好転しない」

賢者「では、早速行くかの」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:26:04.98 ID:wqn4CCQG0
―――王国郊外の森



賢者「ふぅ、懐かしの我が家に到着じゃわい」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:29:39.90 ID:wqn4CCQG0
―――賢者の家


魔法使い「あ、お師匠様! お帰りなさい!」

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:33:32.91 ID:wqn4CCQG0
勇者「・・・・・・笑い事か。 ではなぜ弟子にしたのだ?」

賢者「あの子はの、ありとあらゆる文章や絵画を読み説くことに関したら、
   この世でもっとも優れていると言っても過言では無いじゃろうな」

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:37:13.19 ID:wqn4CCQG0

魔法使い「お待たせしました」 カチャリ

賢者「ふぉっふぉwwwwww それほど待ってはおらんよ」

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:44:01.90 ID:wqn4CCQG0
勇者「ズズ・・・・・・しかし、魔法を使わない魔法使いというのもおかしな話だな」カタン

賢者「ゴキュッゴキュッ!! ぷふぁ。 なにを言うとる。 しっかり使えるわい」ゴトン

勇者「何? しかし貴様はさっき才能がないと」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:48:26.50 ID:wqn4CCQG0
魔法使い「このマジックボウには矢の変わりに魔翌力を込めた魔石を装填します。 
     魔翌力自体は他の魔法使いの方に込めてもらえば大丈夫です。 
     それで、クロスボウと同じように引き金を引けば、魔法が使えないものでも、
     即座に魔法を放てるというわけです。 込める魔法によって汎用性も増します」

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/03/28(水) 01:54:19.06 ID:wqn4CCQG0
魔法使い「お師匠様、勇者様、まだお時間はありますか?」

勇者「どうなんだ、賢者」

賢者「ふむ、一服も終えて、着替えもすんだ事じゃし、まぁ、まだゆっくりしていられるかの。
以下略



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