過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」2
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11:やっちまった……sagaで[saga]
2012/06/05(火) 01:13:06.47 ID:Awj1Gu8/o

 それはあまりにも唐突だった。

 前触れと言える前触れは何も無い。
 強いて挙げるならば、天使と魔女の翼が六度交差したことだろうか。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:13:33.19 ID:Awj1Gu8/o

 ………………え?


 朦朧とする意識の中で、ふと思考が働いた。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:14:02.79 ID:Awj1Gu8/o

「――そんなこと、ない!」

 ……あっ。

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:14:30.15 ID:Awj1Gu8/o

「ねぇ、ほむらちゃん。聴こえない?」

 そう言って、彼女は笑い、左手を上げた。
 手首から先が無い。虚無だけが残る空っぽのがらんどう。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:15:00.37 ID:Awj1Gu8/o

「私には、ほむらちゃんを地獄の底から引きずり上げる力なんてない」

 それを拒絶と捉えてしまうのは、自分の失われた心が脆弱だからだろうか。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:15:37.42 ID:Awj1Gu8/o

 良きときも

 悪きときも

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:16:25.27 ID:Awj1Gu8/o

――あまりにも眩く、直視することを憚られる温かい光に晒されながら。

 ほむらはふたたび現世に舞い戻った。
 しっかりと形のある左手に、彼女の持つ魂の輝きを携えて。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:16:56.87 ID:Awj1Gu8/o

 考えている間にも光は収束していき、やがて薄れて消えていった。
 それを見届けると、ほむらはまどかの顔を覗き込み、首を傾げた。
 話を聞かせて、のポーズだ。意図を察してくれたらしいまどかはすぐに頷いてくれた。

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:17:34.92 ID:Awj1Gu8/o

――実際のところキュゥべぇ、正確に言えばインキュベーターの関心は既に他に向けられていた。

 結界より下ること、六〇〇〇キロ以上。
 直径約一二〇〇〇キロメートルの地球。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:18:02.41 ID:Awj1Gu8/o

「予想よりもずいぶん早いご到着だな。面倒事はこのババァに押し付けてトンズラ決め込む予定だったんだが」

「いい加減にしておけよ小娘」

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:18:31.53 ID:Awj1Gu8/o

「君は何を言っているのか自分で理解しているのかい?」

「そちらこそ、自分が何を言っているのか理解しているのかな」

以下略



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