過去ログ - 恒一「『ある年』の3年3組の追憶」
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2012/08/06(月) 22:09:42.54 ID:4DOG5YTr0
◆No.17 Yukito Tsujii
「まさか、君も・・・!」
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2012/08/06(月) 22:11:05.45 ID:4DOG5YTr0
翌日から、柿沼さんは学校を欠席したため、
遂に会話ができないまま、夏休みに入ってしまった。
僕は相変わらず第一図書室に通っているが、読書をしても少しも面白くない。
やっぱり、彼女と一緒に、お互いの好きな本について
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2012/08/06(月) 22:11:58.55 ID:4DOG5YTr0
そんな中で突然、
『ピンポンパンポーン』と今の心境に不釣り合いなチャイムが聞こえた。
「対策係から、3組の皆さんに大事なお知らせです
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2012/08/06(月) 22:12:31.93 ID:4DOG5YTr0
愕然としたまま立ち尽くすぼくは、次の瞬間、
「こいつ!」
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2012/08/06(月) 22:12:57.57 ID:4DOG5YTr0
◆No.13 Noboru Saruta
アシが夜見山に引っ越したのは、
それこそ中学校に入ると同時のことじゃった。
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2012/08/06(月) 22:13:26.34 ID:4DOG5YTr0
そして3年生になった今年。
アシはようやく王子と一緒のクラスになった。
また、フルートを担当している部長の多々良さんも、
同じクラスになったのはこれが初めてじゃ。
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2012/08/06(月) 22:14:07.11 ID:4DOG5YTr0
そうして色々無駄話をしてる最中、突然榊原が部屋のドアを開けてきおった。
「火事だぞ、逃げろ!」
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2012/08/06(月) 22:14:34.75 ID:4DOG5YTr0
迷うことなく、アシは外へ出た。
こんな所にいつまでもおったら、今度はアシが焼き殺される番じゃ。
外はいつしか雨が本降りになっちょる。
少しでも館から遠く離れようと闇雲に走るアシは、
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2012/08/06(月) 22:18:22.52 ID:4DOG5YTr0
◆No.23 Aki Matsui
私と杏ちゃんが、杉浦さんの館内放送を聞いたのは、
お手洗いを済ませて部屋に戻ろうとするところだった。
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2012/08/06(月) 22:18:50.08 ID:4DOG5YTr0
思い出した。
私は眼帯をしていない、“両目の”見崎さんを見たことがある!
いや、それだけじゃない。その時、“眼帯をかけた”見崎さんも一緒にいた。
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2012/08/06(月) 22:20:23.05 ID:4DOG5YTr0
「違う・・・見崎さんは『死者』じゃないのっ!!!」
「「嘘っ!!!」」「「マジかよ!!」」「そうなの!?」
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