過去ログ - 千早「不器用な私と不器用なプロデューサー」
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15:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:26:41.18 ID:r7/tUdvr0

千早「……でも私、もうアイドルじゃありません」

 自分で言っておきながら、ああそうなんだと再認識する。
 私のアイドル活動は、少なくとも日本では、あのラストコンサートで終わった。
以下略



16:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:27:10.92 ID:r7/tUdvr0
「あなたが如月千早さん? 初めまして、今日はよろしくね。
いやー本物はやっぱり違うわね。なんというか、オーラが溢れているみたいな……」

千早「は、はあ、ありがとうございます」

以下略



17:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:27:48.06 ID:r7/tUdvr0

千早「あの、二人はお知り合いなのでしょうか?」

 女性は私の後ろで作業をしていた。
 二人の様子から黒なのは明白だったけど、とりあえず礼儀としてたしかめる。
以下略



18:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:28:26.59 ID:r7/tUdvr0
「え? その反応……もしかして千早さん、ここがあいつの故郷だってことも聞かされてない?
 ……ちょっと、自分の地元ぐらいしっかり紹介しなさいよ!」

P「うるせえ、何が悲しくてこんな何もないところを紹介しなくちゃいけないんだよ」

以下略



19:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:28:52.28 ID:r7/tUdvr0
「千早さん……?」

千早「は、はい……?」

「ぼうっとしているように見えたんだけど大丈夫……? 疲れちゃった?」
以下略



20:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:29:21.48 ID:r7/tUdvr0
「はーい、見張りお疲れさま。もう入ってきていいわよ」

 女性の許可がおりるとプロデューサーが入ってきた。

「どうよ」
以下略



21:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:29:48.05 ID:r7/tUdvr0
千早「プロデューサー、無理に言わなくても……」

 元々、プロデューサーはお世辞がうまいタイプではない。良いところは良いといい、悪いところは悪いとはっきりと言う。
 人によってはそれを厳しいと感じる人もいるかもしれないけど、
そんな甘くないプロデューサーと一緒だったからこそ私は高みに立てたのだと思う。
以下略



22:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:30:21.10 ID:r7/tUdvr0

千早「あ、ありがとうございます」

 プロデューサーがあまりにも真剣な目で見てきて、羞恥から顔を横に逸らそうと思ったけど、
褒められているのに目を背けるのも失礼なのではないかと思い見つめ返す。
以下略



23:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:30:55.99 ID:r7/tUdvr0
「……で、いつまで見つめ合っているつもり?」

P「へっ?」

千早「あっ!」
以下略



24:投下[saga]
2012/08/30(木) 09:31:47.64 ID:r7/tUdvr0
「はあ、あんた相変わらずの口下手っぷりねえ。そんなんでよくプロデューサーとして務まるわね。
 あんた、今でも言葉が足りなくて勘違いされているでしょ」

P「……お前には関係ないだろ」

以下略



25:投下終了 後半は来週までには投下します[saga]
2012/08/30(木) 09:32:59.19 ID:r7/tUdvr0

「本当私って果報者よね。こんなに尽くしてくれる幼馴染がいるんだもの。
 今日のことだってあんたに相談したら、千早さんのようなトップアイドルをわざわざ寄越してくれたわけだし。
 まあ普段からあんたの相談にのってあげていたからお相子ね」

以下略



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