過去ログ - ほむら「きっと、それがわたしの役割だから」
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◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:47:40.49 ID:Ccz1IRoI0
長い沈黙の後、織莉子は意を決したように口を開く。
織莉子「……私が契約したのは、今より29日と5時間程前」
ほむら「……?」
以下略
25
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◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:48:40.39 ID:Ccz1IRoI0
織莉子「解かっているわ。ここからが、貴女が聞きたい話」
もう一度紅茶を飲み、織莉子は目を瞑る。
そしてひとつ、ふたつ、と深呼吸を繰り返した。
深呼吸を終えると、織莉子はゆっくりと目を開ける。
以下略
26
:
◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:49:43.94 ID:Ccz1IRoI0
織莉子「……同時に、貴女の今までの頑張りも」
ほむら「わたしの……」
織莉子「私が言うべきことでは無いかもしれないけれど……この言葉を言うべき人は、もうこの世界にはいないものね。だから、言わせてもらうわ」
以下略
27
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◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:51:22.92 ID:Ccz1IRoI0
織莉子「彼女……呉キリカは……逝ったわ」
ほむら「っ!」
織莉子「円環の理に、導かれて……ね」
以下略
28
:
◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:53:06.74 ID:Ccz1IRoI0
ほむら「……あなたの未来予知で、キリカの消滅は視れなかったの?」
織莉子「勿論、視ることは出来たわ。でも、回避するつもりはなかった」
ほむら「何故?前は、未来予知で視えた未来をっ……!」
以下略
29
:
◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:54:52.22 ID:Ccz1IRoI0
織莉子「今までの私は、必死に運命に抗っていた。それが私が生きる意味だと、そう思ったから」
ほむら「……じゃあ、今のあなたが生きる意味は?未来予知の魔法を得て、それで貴女は何をしようって言うの?」
織莉子「………運命には、抗わない。訪れる未来を、ありのまま迎えさせる。それが、私が生きる意味」
以下略
30
:
◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:55:48.23 ID:Ccz1IRoI0
織莉子「救世を成す為とはいえ、一般人や魔法少女を大勢この手に掛けて来た。その罪を償う為に……と言うわけではないけれど」
ほむら「……織莉子……」
織莉子「………漸く、名前を呼んでくれたわね」
以下略
31
:
◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:56:45.40 ID:Ccz1IRoI0
ほむら(わたしは、織莉子の事を……どう思っている?)
敵?―――いや、今は敵じゃない。
イレギュラー?―――いや、そうなら今わたしは彼女とこうして顔を合わせてなんていない。
自身の祈りを否定する存在?―――いや、少なくとも今眼の前にいる彼女には否定されていない。
以下略
32
:
◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:57:36.82 ID:Ccz1IRoI0
ほむら「そうね、これが一番近いかも」
織莉子「……ほむらさん……」
ほむら「ふふ……ほら、ね」
以下略
33
:
◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 01:59:24.41 ID:Ccz1IRoI0
涙ぐんだ眼をハンカチで拭いながら、織莉子は差し出されたほむらの左手を握り返す。
織莉子「こちらこそっ……よろしく、ほむらさん!」
ほむら「さん、だなんて他人行儀ね。呼び捨てで構わないわよ。そもそも、あなたの方が年上なのだし」
以下略
34
:
◆OMDUScS66.
[saga]
2012/12/15(土) 02:04:48.36 ID:Ccz1IRoI0
本日の投下は以上
織莉子が歩む改変後の道、それを支えるほむら
本SSではそこを描こうと思っています
今の内に言っておくと、まどか☆マギカ、おりこ☆マギカ、かずみ☆マギカのキャラのウチ、既に導かれたキャラはこれ以上はいません
あの子は?→導かれた って流れは非常にモヤモヤするものがあるだろうから……ね
以下略
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