過去ログ - ビッチ・2
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304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/08(月) 23:57:37.01 ID:4z1h5cCXo

今日は以上です


305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 00:49:40.20 ID:p1+tJOEBo




306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/16(火) 22:39:18.50 ID:AhPKC+s4o

 その仕事は半年ほどで相手方の会社とパテントについて折り合いがつき決着した。あた
しは初めての仕事を無事に終えたのだ。そしてこのタイミングで形式的な試用期間が終了
する。あたしは正式採用になる前に社を去ることに決めた。

以下略



307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/16(火) 22:44:43.96 ID:AhPKC+s4o

「まあ、そんなことはいいや。で、結城は何で辞めたいの? 就活してたときからうちが
第一志望だったんだろ? それともそれは面接のときのリップサービスか」

 係長がようやく本題に入った。
以下略



308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/16(火) 22:49:55.45 ID:AhPKC+s4o

 そんなあたしを寛がせようとしてなのか、係長は突然自分の話を始めた。

「まあ、結城にだって言いづらい事情はあるんだろうけど。でもさ、結城は恵まれてると
思うよ。俺なんかに比べたら」
以下略



309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/16(火) 22:54:31.18 ID:AhPKC+s4o

「そうだね。ごめん、よく考えたら何も関係ないな」

「何ですかそれ」

以下略



310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/16(火) 23:00:20.95 ID:AhPKC+s4o

「何でもないです。ごめんなさい」

 あたしは気を取り直した。そしてもう係長に事情を全て話してしまおうかという気にな
っていた。係長があたしのことを気にしてくれているのは確かだろうし、理由をうやむや
以下略



311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/16(火) 23:04:52.24 ID:AhPKC+s4o

「どういうことでしょう?」

「どうもこうも引き抜きだろ。太田先生はおまえの能力に目をつけたんだよ。そんであり
得ないことに俺にそれを直接言ってきたんだ」
以下略



312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/16(火) 23:07:42.55 ID:AhPKC+s4o

 唯お姉ちゃんは父さんとママ、つまり麻紀という女の人に裏切られた僕と奈緒に最後の
希望を与えてくれた。それ以前にはママに捨てられた僕たちを引き取ってつかのまだった
けど幸せで安定した日常をくれた人だ。

以下略



313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/16(火) 23:12:08.94 ID:AhPKC+s4o

「有希、何でここにいるんだ。事務室のお姉さんたちのところに行っていなさい」

「やだよ。あそこにいてもつまらないんだもん」

以下略



314:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/16(火) 23:22:40.98 ID:AhPKC+s4o

 本当にそういう意図はなかったようで、これまで結城法律事務所で働いてき間、あたし
は一度も先生に誘われたりされたことはない。働き出すとここは思っていやより居心地が
よかった。最初は断るつもりで訪れた結城事務所だったけど、この日事務所を後にする頃
にはあたしはここで働くことになってしまっていた。
以下略



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