過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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785: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:55:43.77 ID:pV7ChZsi0
「むしろこっちからお願いしたいくらいよ。まあ日程はまだ分からないけどさ」

「では楽しみにしておきます。ていとくんも一緒に来ますか? とミサカは嫌々ながらもとりあえず誘ってみます」

「行かねえよ。つか本音駄々漏れなんだよクソが」
以下略



786: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:56:19.47 ID:pV7ChZsi0





以下略



787: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:56:52.62 ID:pV7ChZsi0
事実美琴は一方通行に対し絶対的な憎悪と、殺意すら覚えていた。
殺意はともかく憎悪は今もないと言ったら嘘になる。
それでも、少なくとも今は、明日だけは同じ目的のために戦う者同士なのだ。

「楽しそうに話してたわね」
以下略



788: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:57:27.09 ID:pV7ChZsi0
「なァ」

「何」

「どォして妹達は俺に話しかけてくる。自分たちを万殺したクソ野郎に、何で関わろォなンて思えるンだ」
以下略



789: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:58:00.49 ID:pV7ChZsi0
「少なくとも、私にはそうは見えなかった。
あの子はあの子の考えでアンタとの交流を図った。
ならアンタはそれに応える義務がある」

はっきり言って、やはり理解できない。
以下略



790: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:58:33.54 ID:pV7ChZsi0
一方通行は変わった。どんな意味合いであれ、確かに変わった。
今はもう妹達を殺そうなんて考えないし、そんなことをしようとする奴がいるなら叩きのめすだろう。
―――けれど。変わったから、何だというのだ?

たとえ一方通行が悔い改めて絵に描いたような聖人君子になったとしても。
以下略



791: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:59:25.86 ID:pV7ChZsi0
だが美琴の言葉の後半は違う。
その言葉は真実を突いていた。
加害者と被害者だから。殺した側と殺された側だから。それが普通だから。
そんな言葉を並び立て、無意識に言い訳していたのかもしれない。

以下略



792: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/10(水) 00:00:27.42 ID:lrbalcEn0
「そォやって地獄を味わえってか? ハッ、オマエもイイ性格してンな」

「何を勘違いしてんだか知らないけど、私はもともとそんな慈愛に溢れた性格をしちゃいないわよ。
……だから、あの子たちがアンタとの交流を求めるならアンタは応じなきゃいけない。
その内容がどれだけアンタにとって滑稽でも、似合わずとも。自分の得意分野に流れることは許されない」
以下略



793: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/10(水) 00:02:54.18 ID:lrbalcEn0
「分かってるならいい。……けどさ、あの時も言ったと思うけど。
私は妹達のことに限っては―――もう一度言っておくわ、“妹達関連に限っては”、アンタを信用してる。
明日。私たちは負けられない。負けてはいけない。私も、アンタも」

「分かってる。これ以上あいつらの命を好き勝手にさせはしねェ」
以下略



794: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/10(水) 00:11:19.47 ID:lrbalcEn0
木原。その名前がずっと頭に残って離れない。
脳内に蘇るのは思い出したくもないイカれた気違いの顔。
チッ、と舌打ちして垣根帝督はごろりとベッドに横になる。

第三次製造計画なんて、どうでもいい。
以下略



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