過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/11(土) 23:16:54.86 ID:8O/EiKIAO
乙
久々の恭さやっぽいSS期待
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 23:26:47.69 ID:flz/a+mq0
再開
展開予想とか横レスとかしたい人は別に好きにしてくれていいので
でも嫌な人が出てきたらやめてあげてくださいな
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 23:27:14.92 ID:flz/a+mq0
*上条恭介*
病院のガラス張りの窓を見ると、そこに映っているのは幼馴染のさやかだった。
今更という訳ではない。
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 23:34:00.92 ID:flz/a+mq0
病院からとはいえ、さやかの家に通じる道は大体分かっていた。
僕の家のある方向とほとんど変わらないし、昔何度も言ったことがあるからだ。
右腕に鞄を持ち、一歩一歩アスファルトを踏みしめ、左手に目を落としながら歩を進める。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 23:41:57.57 ID:flz/a+mq0
さやかの家に着くと、僕はいつもの癖でインターホンを押して待っていた。
出てきたさやかのおばさんからは、何やってんのと軽く叱られた。
昔来た時と変わらない、懐かしい家。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 23:57:10.15 ID:flz/a+mq0
あまり箪笥の中を探ることはしたくなかったが、部屋着がどこにあるのか分からなかったので、とにかく目星を付けてひたすら開けていった。
さやか母「随分時間掛かったわね」
さやか「あはは、そうですかね」
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 00:05:31.85 ID:Dgfk4HX70
格闘すること10分。
部屋に戻り下着を探すのに3分。
どうやって外せばいいのか分からなかったブラジャーを脱ぐのに7分。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 00:15:36.04 ID:Dgfk4HX70
僕は携帯電話を持ってない。
持っていたけど、病院内で使う機会もないから入院中は解約しているのだ。
したがって、今さやかに連絡する手段はない。
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 00:27:58.31 ID:Dgfk4HX70
*美樹さやか*
ご飯を食べてからも、あたしはずっと考えていた。
結局、あたしは恭介のことを何にも分かってなかった。
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 00:37:12.58 ID:Dgfk4HX70
次の日、恭介があたしの部屋に来たのは9時くらいだった。
昨日と全く同じ服装、つまりは制服姿で現れた。
さやか「こんにちは」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 00:43:56.30 ID:Dgfk4HX70
恭介「もうお嫁に行けない……」
恭介の体は、思っていたより自分一人では何もできない状態にあるらしかった。
人によっては全然そんなことはない、むしろ軽いなんて言う人もいるだろうけど、あたしにとっては違う。
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