過去ログ - 恵美「もし私が日本に馴染めなかったら」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:47:53.35 ID:aEntuCFko
恵美「あ、……でも」

今すぐ帰るわけにはいかない。
この世界に燻る大きな不安の種。
その話をしようとすると、
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:48:40.12 ID:aEntuCFko
オルバ「一つ注意してほしいのは、奴らの周りに人間が少ないときに戦いを挑むことだ」

恵美「なるべく被害を出さないためね?」

オルバ「それもあるが、それだけではない。どうやらこの世界では、人間の負の感情が魔力を精製するようだ」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:49:14.40 ID:aEntuCFko
オルバ「そのための飲食店勤めではないかと思う。あのマグロナルドという店は多くの客が訪れていただろう」

オルバ「例えばあの店の食材に毒物を混ぜでもしたら、近隣の住人の苦しみの感情は相当なものではないかね」

オルバ「そうして得た力でこの世界を地獄に変える。そして更に集まった力で、今度こそエンテ・イスラを」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:49:49.42 ID:aEntuCFko
恵美はいつものようにシャワーを浴び、ベッドに寝転がった
今日も寝られそうになかった。
ただしいつもと違い、不安や焦燥感からではない。気持ちの昂ぶりを抑えきれないからだ。

恵美(明日で全てが終わる)
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:50:32.94 ID:aEntuCFko
最初に向かったのは昨夜突き止めたアパートだった。
オルバの話を聞く限り、最悪そこで二人同時に相手取ることになっても負けはしないだろうという計算だ。

階段を登り、魔王の済む201号室の前に立つ。
ドアの脇には「真奥貞夫」「芦屋四郎」と書かれた表札があった。
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:51:11.93 ID:aEntuCFko
恵美(お前が)

恵美(数えきれないほどの人間達を殺してきたお前が、そう言うのか)

恵美(人間のようなふりをしてそう言うのか――!)
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:51:57.63 ID:aEntuCFko
恵美「このっ……悪魔の分際で!」

恵美「忠臣ヅラなんかするな……正しいことをしているような顔をするなああああ!」

言いながら、両手で逆さに握った聖剣をアルシエルの身体に突き刺す。
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:52:56.86 ID:aEntuCFko
恵美は電車から幡ヶ谷駅に降り立った。
道中、じろじろと見られた気がしたのは、服に点々と着いている血の跡のせいか。
それとも抑えきれない殺意のせいか。
それもどうでもいいことだった。

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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:53:37.81 ID:aEntuCFko
辺りが静寂に包まれる。
店員も、客も、誰もが何が起きたか分からないように呆然としている。
その中で、仕留め損ねた、と恵美が舌打ちした。
それがきっかけだったか、

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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:54:21.77 ID:aEntuCFko
不快さをあらわにした顔で恵美が問う。

恵美「……どういうこと? 魔王が人をかばうなんて。バイトごっこはまだ続けるわけ?」

真奥「……どういうこと、ってのは俺のセリフだよ……」
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