過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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2013/08/18(日) 22:01:31.97 ID:eFwyLQUp0
「……死んじまったようだな」
クソガキが俺に対して心配そうに声をかけてくるなど、想像の埒外だった。
やれやれ……あの光景は文字通りの夢だったらしい。やはり現実はそう優しくないようだ。
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2013/08/18(日) 22:10:09.01 ID:eFwyLQUp0
一々、面白い反応をするミカサを尻目に、喉を水分で潤す。
ひり付く喉の痛みが消えていき、鉛に犯されていた身体が軽くなる。これで最低限の動きは可能だろう。
例えば刃で斬りかかられても、避けれるぐらいには。
だから、そろそろ本題に入ろう。
以下略
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2013/08/18(日) 22:16:18.48 ID:eFwyLQUp0
「なるほど……な」
大きく頷く。ミカサは気まずそうにしていた。
きっと……自分の大切な相手が同じ扱いをされていた事を重ね、自分自身が行う側に回っていることに苦悩しているに違いない。
以下略
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2013/08/18(日) 22:22:53.53 ID:eFwyLQUp0
「おい、ミカサ」
「……はい」
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2013/08/18(日) 22:25:33.87 ID:eFwyLQUp0
これは俺の持論なんだがな、と前置きを一つ置いて。俺は言ってやった。
「その程度の失態や汚名がどうした、と功績を積み上げてやれ。それで大抵の連中は黙るぞ。それでも黙らねぇなら、躾だな」
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2013/08/18(日) 22:29:04.06 ID:eFwyLQUp0
「おい、ミカサ」
部屋を出る一歩手前の背中に、声を飛ばした。その背中が無言で語っている。
まだ何か用があるのですか、と。
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2013/08/18(日) 22:34:00.44 ID:eFwyLQUp0
――コンコン。
ドアをノックする音が鳴る。あれから2時間。
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2013/08/18(日) 22:40:50.29 ID:eFwyLQUp0
「まずはお疲れさまだったな、リヴァイ」
「……」
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2013/08/18(日) 22:44:04.91 ID:eFwyLQUp0
重たい沈黙。
それを断ったのは、空気を読んだような、空気なんてそもそも知らないと地で行くようなハンジだった。
「あ、そうそう。リヴァイに一つ確認したいんだけどさ」
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2013/08/18(日) 22:57:02.76 ID:eFwyLQUp0
他人事ではあるし、世間知らずのお子様には丁度良い体験だろう。精々、振り回されろ、と俺は聞き流していた。だが、どうは問屋が卸さないらしい。
微笑ましそうにハンジの話を聞いていたエルヴィンが、不吉な発言をしてきたのだ。
「可愛いと言えば、リヴァイも可愛いな」
以下略
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