過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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2013/08/18(日) 22:16:18.48 ID:eFwyLQUp0
「なるほど……な」
大きく頷く。ミカサは気まずそうにしていた。
きっと……自分の大切な相手が同じ扱いをされていた事を重ね、自分自身が行う側に回っていることに苦悩しているに違いない。
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2013/08/18(日) 22:22:53.53 ID:eFwyLQUp0
「おい、ミカサ」
「……はい」
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2013/08/18(日) 22:25:33.87 ID:eFwyLQUp0
これは俺の持論なんだがな、と前置きを一つ置いて。俺は言ってやった。
「その程度の失態や汚名がどうした、と功績を積み上げてやれ。それで大抵の連中は黙るぞ。それでも黙らねぇなら、躾だな」
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2013/08/18(日) 22:29:04.06 ID:eFwyLQUp0
「おい、ミカサ」
部屋を出る一歩手前の背中に、声を飛ばした。その背中が無言で語っている。
まだ何か用があるのですか、と。
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2013/08/18(日) 22:34:00.44 ID:eFwyLQUp0
――コンコン。
ドアをノックする音が鳴る。あれから2時間。
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2013/08/18(日) 22:40:50.29 ID:eFwyLQUp0
「まずはお疲れさまだったな、リヴァイ」
「……」
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2013/08/18(日) 22:44:04.91 ID:eFwyLQUp0
重たい沈黙。
それを断ったのは、空気を読んだような、空気なんてそもそも知らないと地で行くようなハンジだった。
「あ、そうそう。リヴァイに一つ確認したいんだけどさ」
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2013/08/18(日) 22:57:02.76 ID:eFwyLQUp0
他人事ではあるし、世間知らずのお子様には丁度良い体験だろう。精々、振り回されろ、と俺は聞き流していた。だが、どうは問屋が卸さないらしい。
微笑ましそうにハンジの話を聞いていたエルヴィンが、不吉な発言をしてきたのだ。
「可愛いと言えば、リヴァイも可愛いな」
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2013/08/18(日) 22:58:54.30 ID:eFwyLQUp0
「俺は言ったよな……賭けに負けたら見せてやるって」
地を這うような声が、己の喉から発されている。それだけ……己が思う以上に俺は怒りに満ちているらしい。
それに、
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2013/08/18(日) 23:04:11.91 ID:eFwyLQUp0
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