過去ログ - ゲームは一日一時間
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26: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:27:39.48 ID:EnRHzSex0

「はい、今日はこれで終了。解散だ」

先生はいつもより張り切っている。隣の副担は面倒そう。
何のために教職員になったのだろうか。よくわからない。
以下略



27: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:28:09.56 ID:EnRHzSex0

「君なら、もっと頭のいい所に入れたと思うんだけどな」

「それもできた。けど、なんて言うか。理由があるのよ」

以下略



28: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:29:23.08 ID:EnRHzSex0

家に戻ると、やはり温厚な父と母が僕を迎えてくれた。

父は、今日は早くに仕事が終わったらしい。読書をしている。
母は、本当に楽しそうに料理を作り、僕におかえりを告げた。
以下略



29: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:29:51.00 ID:EnRHzSex0

「二十四時間」

父と母は、揃ってその言葉を反芻し、目を丸くしていた。
すぐに笑い出したが、僕の表情から、何かを察していた。
以下略



30: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:30:17.83 ID:EnRHzSex0

件名 : あなたは 幸せ です。
件名 : あなたは 幸せ です。
件名 : あなたは 幸せ です。
件名 : あなたは 幸せ です。
以下略



31: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:30:49.10 ID:EnRHzSex0

「はい」

たった二文字の無機質なメールは、さらに不安を助長させていた。
これ以上探ろうとしても、僕は、何の答えも得られない気がした。
以下略



32: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:31:15.93 ID:EnRHzSex0

あなたは 幸せ です。




33: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:31:48.00 ID:EnRHzSex0

「お前、人の話聞いてんのか。前出て、この問題解け。お前だよ」

空に瞬く星を眺めていたら、僕は副担任の授業で当てられてしまった。
数学だ。僕はあまり、数学が得意とは言えないので、困ってしまった。
以下略



34: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:32:21.99 ID:EnRHzSex0

教科書を出すのを忘れて、再び星に目を落としたところ、立たされた。

しかし、仕方がない。一瞬でも約束を破ってしまったのはいけない。
僕が反省しているのを確認すると「座っていいぞ」と言われ座った。
以下略



35: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:32:49.88 ID:EnRHzSex0

「あなたは、嘘をついたこと、あるかしら?」

「あるよ。もちろん。胸張って言えないけど」

以下略



36: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:33:24.16 ID:EnRHzSex0

職員室で、新規の部活を作りたいと話したが、却下された。

理由は単純だ。まずは部員がいないこと。五人はいるらしい。
そして顧問の先生もいないことだ。どちらも、難題であった。
以下略



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