95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 19:39:07.79 ID:rx+TYTNro
そして、その日の夜。
ジャンは1人部屋を出て用を足しにトイレへと向かっていた。
今日1日、寝不足な上に気分が晴れなかった。
エレンとミカサがイチャついてるのを見るのは多少慣れていたつもりだったが、
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2013/07/28(日) 19:44:14.65 ID:rx+TYTNro
それよりジャンは、教官がここに居ることの方が謎だと感じた。
訓練兵舎に何か用事でもあるのか?
と、ジャンがその旨を質問するより前に教官が口を開いた。
キース「そうだ、キルシュタイン。1つ用事を頼みたい」
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 19:49:17.53 ID:rx+TYTNro
わからないがしかし、眠くて面倒だと思う以外ジャンには断る理由は特になかった。
それにここで評価を上げておけば、
憲兵団への道が多少は明るくなるのではないかという打算もあった。
ジャン「わかりました、引き受けます」
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 19:56:10.45 ID:rx+TYTNro
ジャン「……しかしイヤにジメジメしてやがるな。
こんなとこに資料室なんか作るなってんだよ……」
気候のせいもあるだろうが、今夜の地下は妙に蒸し暑く感じる。
それと同時に、何か嫌な感じもした。
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:01:54.31 ID:rx+TYTNro
ミーナ「ど、どうしたの、こんな時間に……」
ジャン「それはこっちのセリフだ。何してんだ、お前」
ミーナ「えっと、私は……本当は今日の昼間にここの資料の整理を
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:10:11.03 ID:rx+TYTNro
慌てた様子で周りに散乱している資料からそれを探し出そうとするミーナ。
しかし、やはり整理を終えていないと資料を探すのも一苦労らしい。
ジャン「……ちっ、やっぱ無理か。もう良い、こいつはオレが自分で探す」
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:17:46.88 ID:rx+TYTNro
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あれからどのくらいの時間が経っただろうか。
ミーナとジャンは未だに2人で資料室に篭っていた。
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:25:36.49 ID:rx+TYTNro
ミーナ「こ、これ、やってくれたの?」
ジャン「ついでだ。オレの資料探すのに一度並べなおした方が都合良かったしよ」
ミーナ「あ……ありがとう」
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:31:24.89 ID:rx+TYTNro
ミーナ「うそ、な、なんで!?」
ジャン「決まってんだろ、誰かが明かりを消しやがったんだ……!
オイ!! まだ中に居るぞ!! 明かりを点けてくれ! オイ!!」
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:37:41.40 ID:rx+TYTNro
ジャン「ちっ……! オイ、ミーナ。お前はそこに居ろ……」
ミーナ「えっ! ど、どこに行くの!?」
ジャン「外に出て明かりを点けてくる……ちと危ねぇが壁を伝えばなんとかなるだろ」
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:42:31.27 ID:rx+TYTNro
ジャン「っざけんなよクソ!」
ジャンは大声で悪態をつき、扉を思い切り殴った。
その音に反応し、部屋の奥からミーナが慌てて声をかける。
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