過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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342:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/26(木) 23:30:52.33 ID:VsZoKgEE0
「……てめえ、その足、治っているのか」

「あんたは、どう思う?」

問うまでもなかった。
以下略



343:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/26(木) 23:59:13.13 ID:VsZoKgEE0
「何にしても、その様子じゃもう勝負はついただろ。どこか痛めてるみたいだし」

さすがに先ほどの痛がりかたではバレバレか。
男がちっと舌打ちした。

以下略



344:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:05:23.07 ID:wmsLYaSN0
「……筋金入りだな。馬鹿は死ななきゃ、治らねえらしい」

「その体でまだ戦おうっていうあんたも大概だろ」

「なるほど、否定はできねぇ――――なぁ!」
以下略



345:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:09:23.72 ID:wmsLYaSN0
脳が急所を守るべきだと告げ、体が瞬時にその命令に従った。
長年培ってきた戦闘勘が腕を畳み、頭を低くし、痛めている脇腹と急所である頭部への攻撃に備えた。

右肩越しに、少年が拳を振り被ろうとしているのが見えた。
一発だけならくれてやる。耐えて、あわよくばカウンターを見舞って終わらせてやる。
以下略



346:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:16:33.50 ID:wmsLYaSN0
――Bブロック、中央測定室


「遅いぞ。もう少し手際よくできんのか」

以下略



347:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:21:10.87 ID:wmsLYaSN0
疲弊した頭に、洗脳はよく染み込む。
実際、一日目二日目と比べて、三日目は一気に精神解析が進んでいた。
脳の防衛機能、記憶のロジック化のスピードが鈍っているためだ。

途切れることなく送り込まれたデータ――木原や研究者たちに従順に従わせるために捏造した記憶を
以下略



348:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:26:26.55 ID:wmsLYaSN0
レベル6に至るために樹形図の設計者が示した数多のプラン。
その一つ、量産化計画に従って進めてきた研究を、一時は全て台無しにされかけた。

食蜂操祈の能力開発が予想以上の成果を上げ、それによって量産化計画が頓挫。
やむなく乗り換えようとしたプランには、当然のように他の『木原』の手が回っていた。
以下略



349:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:33:51.30 ID:wmsLYaSN0
「さぁ、あまりもたもたしている暇はないぞ。洗脳の準備を始めたまえ」

研究者たちがうなずき、食蜂を医療介護用の拘束椅子に座らせた。
食蜂はほとんど抵抗しなかった。
衰弱しきっていて出来ないというのが正しかった。
以下略



350:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:50:14.21 ID:wmsLYaSN0
「み…………」

「何だね? やっと許しを乞おうという気になったかね?」

「かみ……じょ……」
以下略



351:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:52:47.20 ID:wmsLYaSN0
>>350
訂正:その右隣のでは→その右隣では


352:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:59:54.60 ID:wmsLYaSN0
――Cブロック:多目的ホール


「これで、あらかた片付いたかァ?」

以下略



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