過去ログ - ジオン女性士官「また、生きて会いましょう」学徒兵「ええ、必ず」
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51: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/06(日) 03:00:45.73 ID:TlS2R9dP0

 ラウンジはもともと倉庫だったところに用意されていて、チューブに入った飲み物や流動食なんかが置いてあった。

だが、ほとんど誰もがそれに手をつけることなく、思い思いの場所に身を縮こまらせていた。ほとんどどの顔も、恐怖と疲労にくぐもっている。

以下略



52: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/06(日) 03:01:40.08 ID:TlS2R9dP0

「まぁ、キリの言うとおりだな。エリック、これからは多少、チビッとくくらいの心がけの方が、返って丁度いい。思う存分、漏らせ」

「な、なぁ、この際だから言っておくけど、俺のそのおもらし設定はほんとにどうにかならないのか?漏らしたのは最初の戦闘の一回だけなんだぞ?」

以下略



53: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/06(日) 03:02:23.72 ID:TlS2R9dP0

つづく。

進行が遅くて、すみません。
 


54: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/07(月) 15:12:19.81 ID:7/qYN4WS0


 「くそ!なんて数だ!」

補給と補修を終えた俺たちは再び、戦場へと戻っていた。だがそこは、先ほどの統制され、組織的に敵を迎撃出来ていた戦場ではなかった。
以下略



55: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/07(月) 15:13:05.87 ID:7/qYN4WS0

 俺は、気づいた。同時に、全身に強烈な殺意を感じて、背中を突き抜けた。俺は声の限りに無線に叫んだ。

「気をつけろ!こいつらは、陽動だ!」

以下略



56: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/07(月) 15:13:49.23 ID:7/qYN4WS0

 <ははは!やったな、アレックス!>

キリの高笑いがきこえる。

以下略



57: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/07(月) 15:14:36.89 ID:7/qYN4WS0

<了解。各隊、各機へ…もう学徒隊は維持できないわ。身近な指揮官に従って作戦を続行してください。お願い、どうか、死なないで…!>

中尉は、搾り出すようにそうとだけ言って、無線をきった。分かってたことだろうに…俺も、中尉も…隊のやつら全員を助けてやれないことくらい。

以下略



58: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/07(月) 15:15:14.94 ID:7/qYN4WS0

 こうなったら、キリと一緒に、こいつらを潰してでも前に進むしかない。俺はレバーを握る手に力をこめた、

次の瞬間、俺達のすぐそばを、ビームが横切った。くそ!後ろからは敵が来る!

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59: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/07(月) 15:16:11.08 ID:7/qYN4WS0

 「やめろ、エリック!!!」

そう叫んだ俺の声は、エリックの絶叫にかき消された。まばゆい閃光が走って、エリックの機体は、敵のモビルスーツと共に爆発の炎の中で砕け散った。

以下略



60: ◆tK49UmHkqg[saga]
2013/10/07(月) 15:16:42.71 ID:7/qYN4WS0

 連邦機が俺を狙って撃ってきた。俺はそれを避けなかった。マシンガンの弾が機体にはじける鈍い音がする。

それでも俺はまっすぐにゲルググに突っ込んだ。ゲルググが、回避するつもりか、機動を変えた。だが、俺にはそれが手にとるように把握できていた。

以下略



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