過去ログ - ガリアの空の下【ストライクウィッチーズ】
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:02:05.86 ID:bFC+eytVo
そう、リーネさんが…それと、ついでにあの子も、元気でやっていてくれるのが一番いいに決まっている。
昨日と同じように、昔と同じように。

少なくとも、あの宮藤芳佳は、以前と同じように明るく暢気な子でいてくれた。

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:03:30.54 ID:bFC+eytVo
――リーネちゃん、元気でね!

宮藤さんが、笑ってそう言い、リーネさんと抱きしめあって、その別離を惜しんでいる。

オペレーション・マルスが成功に終わり、第501統合戦闘航空団は再び解散することになった。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:04:40.75 ID:bFC+eytVo
――お互いに、約束は果たせましたわね。

何故だか、とっても晴れがましい気分になる。

あの子は、あの子らしい元気さを失わないまま、この国まで来た。
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:05:21.03 ID:bFC+eytVo
――わたくしのシャトーを?

「はい、ペリーヌさん」
リーネさんはそう言って頷いた。

以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:06:46.82 ID:bFC+eytVo
そもそも、1944年のガリア奪還から始まったこの地の復興、そのリソースは当初、
政府機能が十分に行き渡らないという不具合を抱えていることもあり、
まずは政府がその手をかけることの出来るパリ、およびその近郊に集中して投入されました。

しかし、それでは政府から見放された地域の復興はならない。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:08:51.28 ID:bFC+eytVo
そもそも、リーネさんがいなかったら、このわたくしなどがガリアのためにできることなどなんにもなかった。
復興にかける熱意しか持ち合わせがなかったわたくしに、リーネさんは具体的な方法論と、
それを実現するための機会を常に用意してくださっていたのです。

わたくしは、日頃からそう思っていました。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:09:28.66 ID:bFC+eytVo
リーネさんの言葉には、強く納得をしました。
もはや、わたくしが否やを唱えるところはありません。

ですが…。

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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:10:30.74 ID:bFC+eytVo
しかし、リーネさんは首をぶんぶんと振りました。

「ち、ちがいます!
 そうではなくって…」

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:11:45.41 ID:bFC+eytVo
リーネさんは、目を逸らしたまま一言もしゃべりません。

わたくしは、二の句が継げずにいました。

手渡したお金は、すべて復興財団にまわしてもらうようにお願いしたのに。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:13:39.76 ID:bFC+eytVo
「ガリア復興財団を設立したことで、すこしでもガリアの復興のためにお手伝いができるって…
 ペリーヌさんのために、私にできることがあることが嬉しくって…」

リーネさんは、少しづつ言葉を発していく。
慎重に、まるで積み重ねた本の山を、一冊づつ一冊づつ、崩れないように拾っていくように。
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