過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 7
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983:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:09:54.79 ID:W6RpX5zN0
「なぁ凛。今日は映画行くって言ってなかったっけ?」


ちょっと怒った感じの涼太の声が日曜の午後、気持ちのいい風が通る涼太の部屋に響く。

以下略



984:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:10:38.76 ID:W6RpX5zN0
「…凛サン。目が、泳いでるんですけど。」




以下略



985:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:11:21.62 ID:W6RpX5zN0
ナレーション・・・曽根崎凪紗&結城緋鶴
カメラ撮影・・・栗原佑(自主的)&真田勝(強制的) 陸社(自主的?)&水原翔(人数穴埋め)
大まかな脚本・・・不破千尋

 
以下略



986:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:17:44.11 ID:W6RpX5zN0
あたしの恋人は、とてもすごい人。
とっても頭が良くて。
運動だって人並み以上。
誰からも信頼されるような人格の持ち主。
おまけに容姿も良い方だ。
以下略



987:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:18:16.79 ID:W6RpX5zN0
「…愛美ちゃん?
 さっきからすごい考え事してるみたいだけど…大丈夫?」

音哉に声を掛けられ、愛美は顔を上げた。
とても心配そうな顔で、こちらを見ている。
以下略



988:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:20:26.15 ID:W6RpX5zN0
それでも、嫌いになれない自分がいた。

 

そして、今も。
以下略



989:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:21:02.48 ID:W6RpX5zN0
「で、どうなの、愛美。
 俺と一緒にいるの、いないの?」

「一緒にいるわ、だってあたしは殺されないんでしょ?
 それに…」
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990:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:21:46.73 ID:W6RpX5zN0
1時間半ほど前にプログラム最初の生徒同士の殺し合いによる死者が出た、C=06エリアの文学部棟。
その2階には、その時間よりも前からずっと人がいた。
津村翔平(男子12番)は文学部内礼拝室にいた。
ここは恐らく学生が日々礼拝を行う為に作られた場所だろう。
あちこちにステンドグラスがはめられ、上から釣り下がっている電灯は点ければとても綺麗だろう。
以下略



991:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:22:13.32 ID:W6RpX5zN0
自分にそう言い聞かせ、そんな自分に笑いが込み上げた。
結構ビビッてるのかもしれない。

とにかく、今は自分の事はいい。
桃子をどうにかしなくてはならない。
以下略



992:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:23:50.46 ID:W6RpX5zN0
水上朱里(女子18番)とは違う、クラスメイト同士の殺し合いがついに始まったのだという事が、嫌でもわかる。
涙が滲み、次いで胃の辺りに違和感を憶え、喉の辺りがグルグルッと鳴った。
嘔吐しそうになるのを必死に堪え、翔平は部屋を這いずって出た。

「あー…見なきゃよかった…」
以下略



993:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:27:00.54 ID:W6RpX5zN0
「桃ちゃん、ちょっとだけダッシュ、オーケイ?」「えと…オーケイ…かな?」

桃子の足が遅い事くらいわかっている。
しかし、あまり見通しの良い所で身長に歩きすぎるのは駄目だ。翔平は桃子の手をしっかりと握り締めたまま、広場に出た。一気に走り抜ける。運動部のヒーローたちが集まる3年C組の中では、翔平の足の速さは中くらいだが、平均から見れば速い。桃子を半ば引きずるようにして、駆け抜けた。駆け抜けようと、した。ばんっ銃声。急に重くなる、左手。鳴り続ける、耳を劈くような音。数瞬遅れてやってきた、激しい痛み。

以下略



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