20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/05(木) 00:09:14.76 ID:My2ZDWWTo
「それで、俺に何とかしてほしい、ということか」
「そういうことッ」
別段難しい話ではないので答えてやると、渚は先程とは打って変わってはっきりと言葉を返してみせた。
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2013/12/05(木) 00:09:42.89 ID:My2ZDWWTo
それにしても……悩み、か。
未成年で大人同然で仕事をしなければならない特殊な環境で、そういった悩みを持たない者が居ないはずはない。
しかし、ここに至っては話は別である。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/05(木) 00:10:10.92 ID:My2ZDWWTo
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/05(木) 00:10:51.58 ID:My2ZDWWTo
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2013/12/05(木) 00:11:20.03 ID:My2ZDWWTo
「さあ、話してくれるか」
街中で見かけた店でホットドリンクを購入し、体を暖めながら歩き続ける。
落ち着いた所で話すのも良いかと思ったが、面と向かって話し合うのも何だか問い詰めているようで好ましくないので、道すがら問いかけることにした。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/05(木) 00:12:03.42 ID:My2ZDWWTo
ともすれば、今二人でこうして歩くことに意義はもうなく、残ったのはただの空いた時間である。
ふと手元に意識を向ければ、購入したドリンクの中身が底をつきそうであった。
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2013/12/05(木) 00:12:59.50 ID:My2ZDWWTo
「――よし、じゃあ行くか」
「え?」
この時期ともなれば、頬を薙ぐ冷たい風音は周囲を席巻する。
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2013/12/05(木) 00:13:27.29 ID:My2ZDWWTo
――そこからは、なんてことのない買い物の時間だった。
普段行く機会のないらしいブティックであったり、時計屋であったり。
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2013/12/05(木) 00:14:12.99 ID:My2ZDWWTo
「いえ、仕方ありませんから。それがわからない私じゃありませんよ、ふふ」
まあそう言うだろうな、とは思ったが。
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2013/12/05(木) 00:14:52.54 ID:My2ZDWWTo
かつ、かつ、と舗装された歩道を鳴らしながら歩く。
寒空にふさわしい、冷たい音だ。
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2013/12/05(木) 00:16:43.87 ID:My2ZDWWTo
翠誕生日おめでとう、おめでとう!
だから制服復刻はよ!
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