過去ログ - 千早「先生と私」
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17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 20:46:19.73 ID:bEFC5GTXo
「こ、声ですか」
「うん。どうした。顔が赤いけど」

 先生は苦笑いして、私の赤面を指摘した。

以下略



18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 20:47:12.98 ID:bEFC5GTXo
 基礎練習を済ませてから、私は目を瞑って考えた。
今の気分では、歌いたい歌は何も思いつかなかった。

 溜息をついて、いつも先生の座っている階段に腰かけてみる。
この席から私はどう見えていたのか。私の頭はちょうど窓くらいの高さだろうか。
以下略



19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 20:48:28.23 ID:bEFC5GTXo
「……立ち入ったこと訊いてもいいか」

 立ち入ったこと。家族のことだろう。どうぞ、と私は質問を促した。

「お母さんと仲悪い?」
以下略



20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 20:49:21.45 ID:bEFC5GTXo
「先生、私、本当に時々……時々なんですけど」

 隣に座る先生の眼を見る。私はこれから残酷なことを言う、と目で合図すると、
先生は少したじろいだ。立ち入ったのは先生だ。私は彼の手を引く。

以下略



21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 20:49:59.11 ID:bEFC5GTXo
「もしもし、お母さん」

 電話の向こうで少し戸惑いというか、そういう気配がした。
前から、あまり日にちが空いていないのに、電話がかかってきたからだろうか。

以下略



22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 20:50:57.28 ID:bEFC5GTXo
 オーディションを二つ受けて結果を待っている間、さらに二つ、オーディションに応募をした。

 二つで取りあえず、と思ってたのが、少し欲が出てきた。
条件に合うオーディションはチェックを入れ、連絡先はメモしておいた。

以下略



23:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 20:51:48.54 ID:bEFC5GTXo
 私の通う高校はキャンパスが二つある。
来週の半ば以降から、そのうち一方のキャンパスに先生は移ることになった。

 向こうの英語の教員が入院したらしい。
先生は英語の担当で、担任も持っていなかったし、
以下略



24:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 20:52:33.40 ID:bEFC5GTXo


 先生より先に、お母さんに電話した。

 ――アイドル……千早が?
以下略



25:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 20:53:33.07 ID:bEFC5GTXo

 ――ただいま、留守にしております。ピーという発振音が鳴りましたらお名前と御用件をお話し下さい。

「……先生、私、色んなオーディション受けました。レベル、足りなかったんですかね。
殆ど落ちたんですけど、一つだけ、迎えたいって熱烈に言ってくれる事務所があって。
以下略



26:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/02(日) 20:55:14.73 ID:bEFC5GTXo
以上です。千早の学校にこういう先生が居たら、
こういうビフォアストーリー(?)があるかもしれない、とぼちょぼちょ書きました。

千早、誕生日おめでとう。
復旧ありがとう。


27:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/02(日) 21:13:22.65 ID:hXPz9K7F0
おつおつ 曲は知らんかったけどシャレオツで良かった
復旧おめ


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