1: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:31:11.26 ID:oBQCjzsb0
速報復活したあああああああ
深夜からの乗り換えです。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:32:56.99 ID:oBQCjzsb0
上条当麻は、不幸な人間である。
3: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:33:39.44 ID:oBQCjzsb0
預けられた先でも、少年の不幸は留まるところを知らない。
4: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:34:20.16 ID:oBQCjzsb0
血だまりの中佇む少年の顔には、恐れも怯えもなかった。
5: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:35:13.48 ID:oBQCjzsb0
6: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:35:58.84 ID:oBQCjzsb0
7: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:36:26.11 ID:oBQCjzsb0
『アレは一番の重要人物だ。万が一にもこちらが噛み付かれるようなことになってはならない』
8: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:37:06.00 ID:oBQCjzsb0
9: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:37:32.88 ID:oBQCjzsb0
有する能力のレベルで差別化されるこの学園都市において、強い能力とはそれだけで優秀とされる。
強い能力を持つ者はそれだけで尊敬され、学園都市における社会的地位も上になる。
10: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:38:07.13 ID:oBQCjzsb0
御坂（馬鹿な連中…）
11: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:38:35.68 ID:oBQCjzsb0
少女の目に、こちらを伺い、一瞬声をかけようとした通行人が不良に萎縮して走り去っていくのが映る。
きっと彼は、少女を助けようとしたのだろう。
でも、結局大勢の男達に敵わないと見て逃げ出した。
12: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:39:15.74 ID:oBQCjzsb0
上条「はぁ…」
13: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:40:07.42 ID:oBQCjzsb0
―――そう、もしもヒーローがいたなら。
―――ヒーローがいたなら、だれにでも手を差し伸べて皆を助けることができる。
14: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:40:34.73 ID:oBQCjzsb0
さらにいえば、少年は善意で動いたりしない。
15: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:41:47.83 ID:oBQCjzsb0
―――たいそうな能力じゃねぇか。
16: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:42:18.87 ID:oBQCjzsb0
17: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:42:45.69 ID:oBQCjzsb0
少年は実感する。
18: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:43:22.04 ID:oBQCjzsb0
それにしても、と少年は思う。
19: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:43:51.02 ID:oBQCjzsb0
御坂「大体、アンタ何者よ！こんなに苦戦したのは初めてなんだけどッ！？」
言いながら、少女はまた電撃の槍を飛ばす。
20: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:44:20.39 ID:oBQCjzsb0
御坂「はぁ…はぁ…はぁ…」
21: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:45:47.93 ID:oBQCjzsb0
常識はずれの足の速さ、フットワークの軽さ、ずば抜けた身体能力、判断力。
超能力者相手に動じない、どころか、軽くあしらうような態度…。
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