過去ログ - 阿良々木暦「たかねデイフライ」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:37:14.41 ID:KjY5e/6Q0

四条はそのミステリアスで高貴、といったイメージとは裏腹に、かなりの大食嬢だ。
僕も入社したての頃、交流を深める為に四条と一緒に好物であるというラーメンを食べに行ったのだが――。
結果は、ただでさえ薄い僕の財布が限界まで薄くなった。
まさかラーメンを食べる過程において諭吉さんレベルで紙幣が飛んで行くとは考 えもしていなかったのである。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:39:25.52 ID:KjY5e/6Q0

「チャレンジャーだね春香……」

「え!? そんな大事なの!?」

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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:41:27.36 ID:KjY5e/6Q0

「あ、あ、あわ――」

「春香……はやく、はやくくださいまし……」

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:44:03.67 ID:KjY5e/6Q0


003


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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:45:11.67 ID:KjY5e/6Q0

僕が甘かった。ケーキだけに。

巷で大流行するようなケーキ屋が、二十四時間営業の牛丼屋のように男が入りやすい外装をしている訳がないのだ。
要約すると、僕の目の前には女の子女の子した外装の、ファンシーでキュートな店が立ちはだかっていたのである。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:46:52.27 ID:KjY5e/6Q0

「この度はまこと、ありがとうございまふ、あなたひゃま」

テーブルに回転寿司かと突っ込みを入れたくなる程の量の皿を積み上げ、ケーキを頬張りながら四条は器用にも礼を言った。

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:49:09.23 ID:KjY5e/6Q0

「ではあとけぇきせっとを三つ、というところで妥協いたしましょう」

「妥協って言葉の意味はなんだっけ!?」

以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:51:07.49 ID:KjY5e/6Q0

「そうだな、また今度、事務所の面子を全員誘って食事に行こうか」

「ええ、あなた様のおごりで」

以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:52:36.43 ID:KjY5e/6Q0

「な ……!」

そこには、十二分に異様と呼べる程の異変が四条の身に起こっていた。

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:54:11.91 ID:KjY5e/6Q0

――という一連の出来事があり、今日で早くも三日目を迎えていた。

しかし単純にものが食べられなくなる、というだけの怪異で良かった。
全く食べられないにしても三日ならば人間生きられるだろうし、放っておいても良かったのだが……さすがに胃袋とやる気が直結していそうな四条を三日断食させるのは少々可哀想だ。
以下略



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