1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 20:35:52.09 ID:6I5S2gV60
・化物語×アイドルマスターのクロスです
・化物語の設定は終物語(下)まで
・ネタバレ含まれます。気になる方はご注意を
・終物語(下)より約五年後、という設定です
・アイドルマスターは箱マス基準
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/25(金) 20:37:44.90 ID:7gwyixroO
縺阪◆縺ゅ≠縺ゅ≠
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 20:44:39.08 ID:6I5S2gV60
001
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 20:45:57.12 ID:6I5S2gV60
水瀬は、泣いていた。
声をあげる事もなく、静かに涙を頬に伝わせるその姿には、泣く時でさえ決して弱さを見せまいとする、彼女の美点であり弱点を垣間見た気がした。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 20:50:27.16 ID:6I5S2gV60
「……で、なんで私のみかんゼリー食べたの?」
「……例えばの話をしよう。水瀬が砂漠で喉が乾いて死にそうだったとするよ。そこに」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 20:52:03.78 ID:6I5S2gV60
「信じられない! もう本当何なのよ!」
「ごめんなさい!」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 20:53:34.51 ID:6I5S2gV60
そして神速と表現してもいい速さで果汁100%ジュースを購入して戻って来る。
と、
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 20:54:46.42 ID:6I5S2gV60
「よ、っと……あら?」
「どうした?」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 20:59:07.49 ID:6I5S2gV60
002
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:00:11.51 ID:6I5S2gV60
斧乃木ちゃんの存在自体が怪異そのものに酷似している為か、僕が連鎖的に怪異を引き寄せる性質なのか、もしくはその両方なのか。
斧乃木ちゃんが僕に関わる時は例外なく怪異が絡んでいる。
まさか、僕の与り知らぬところでまた765プロに怪異が迫っているのとでも言うのだろうか。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:01:38.11 ID:6I5S2gV60
「本当はお姉ちゃんが怪異退治だけじゃ生活が苦しいから、アイドルやって稼いで来いって」
「そんなこと影縫さんが言う訳ないだろ」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:02:58.70 ID:6I5S2gV60
「前置きはこの辺りにしておいて、僕が来た本当の理由を話すよ」
やはり単純に遊びに来た、という訳ではなかったらしい。
斧乃木ちゃんはカフェオレを飲み干すと、空き缶を僕の机の横にあるゴミ箱へと投擲した。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:04:11.84 ID:6I5S2gV60
「この……っ!」
水瀬が僕を引っぱたこうと振りかぶる。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:05:35.20 ID:6I5S2gV60
「か――――わ――――い――――い――――!!」
「ひいっ!?」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/25(金) 21:13:07.43 ID:75gfGYdj0
全然クオリティが落ちないですね。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:17:33.76 ID:6I5S2gV60
003
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:20:03.28 ID:6I5S2gV60
「篝獅子、呼ばれる怪異――いや、どちらかと言えば神様かな。
本来は神を借りると書いてかみかり、神借獅子。
だからあれは正確に言えば猫耳じゃなくて獅子耳」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:22:24.35 ID:6I5S2gV60
「その点水瀬のお姉ちゃんはすごいよね、怪異に能力を冒されて、なおそのコンプレックスに打ち勝って今があるんだから」
僕の知る水瀬は、その態度と性格に反して弛まなき努力家だ。
あの自信に裏打ちされているのは、間違いなく自分に課してきた努力の賜物だ。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:31:33.66 ID:6I5S2gV60
004
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:33:22.74 ID:6I5S2gV60
「じゃあ簡潔に話すよ。
篝獅子は本来、『谷を登ってきた』人間に対し力を与え、その人間を権力者や能力の突出した人間に仕立てる。
歴代の偉人には篝獅子が取り憑いていた、なんて逸話もあるくらい。
でも水瀬のお姉ちゃんはまだ若いゆえに神の力を持て余して正気を失っているのか、もしくはこの国では獅子の怪異譚が普遍的でないから上手く篝獅子の力が働かないのかもね」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 21:34:59.79 ID:6I5S2gV60
「もう一つは!?」
「言葉通り。そんな力要らない、と水瀬のお姉ちゃんに思わせる」
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