過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 00:46:44.82 ID:r4w0sd270
「おお、あれがユキナリの……。長く生きていると、不思議な事もあるもんじゃ……」

「さっきお礼と言ってましたが、グリーンが何か?」

「ふむ、そうじゃな。立ち話もなんじゃし、わしのポケモンハウスに案内しよう」
以下略



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 00:48:39.60 ID:r4w0sd270
「話の続きじゃったな。レッド君は、ポケモンタワーには行ってみたかな?」

「いいえまだ。ポケモンタワーとは一体どういうところなんです?」

「ポケモンタワー、あれはポケモンたちのお墓じゃ。死んだポケモンたちを埋葬し、安らかな眠りにつく場所なのじゃ」
以下略



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 00:53:38.82 ID:r4w0sd270
「わしはそれを見ていることしかできず、挙句の果てに捕らわれて奴らに連れて行かれるのも時間の問題じゃった。しかしそこで助けてくれたのが、マサラタウンから来た少年、グリーン君じゃった」

「あのグリーンが……」

 レッドはグリーンとはトキワシティで戦って以来会っていない。ポケモントレーナーとして旅は続けているだろうと思っていたが、まさかこんな人助けをしているとは……。
以下略



103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 00:55:01.07 ID:r4w0sd270
「おい、小僧てめえはなんだ。下にいた奴らは……」

「少し小突いたらすぐに裸足で逃げ出してったぜ。ったく、野生のポケモンより根性がねえとは、呆れてものも言えねえぜ」

 尖った茶髪、紫色のTシャツに黒のズボンというスマートな出で立ちに、圧倒的な敵意がこもったギラついた瞳。
以下略



104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 00:56:12.37 ID:r4w0sd270
「くっくそ、こうなったら……!!」

「ありがとなストライク」

「なっ!?」
以下略



105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 00:58:10.67 ID:r4w0sd270
 それを見ていたグリーンは倒れたまま動かなくなったガラガラに近づいていく。

「……」

 グリーンはポケットからげんきのかたまりを取り出したが、やめた。既に無駄であると気づいてしまった。
以下略



106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 01:01:54.44 ID:r4w0sd270
 聞き終えたレッドは、呆然として動けなかった。

 ロケット団の横暴もそうだが、なによりグリーンの行動と強さに驚嘆した。

 レッドも認めざるをえない。グリーンに一度勝利したとはいえ、グリーンはまだまだレッドの先を行っている。
以下略



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 01:03:08.35 ID:r4w0sd270
 レッドは辛抱強く待った。カラカラが今回手を取らなくても、カラカラの助けになれるまで、この町を離れない。そう心に決めていた。

(カラカラ……)

 カラカラが背負っている悲しみを想うと、レッドの瞳に涙が溜め込まれていく。
以下略



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 01:05:59.50 ID:r4w0sd270
「カラァ……」

 カラカラがその墓の前で止まる。目には涙があふれ、寂しげな鳴き声が響く。

(カラカラ……)
以下略



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 01:14:49.80 ID:r4w0sd270
今日はここまで。すいません、予告に反してシオンタウン編でした。本当は続いてタマムシ編まで投稿したかったんですが時間が取れず……
明日からタマムシ編です。それではまた。

>>94
>>95
以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/21(月) 01:26:16.41 ID:4WmAaAp3O
>>109
毎日楽しみにしてます
無理はせずに


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