過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:14:30.16 ID:j48OEh5L0
しかし、レッドの起き上がりは早かった。動けないバタフリーを襲おうとしていたゴルバットの攻撃を、またしても庇う。

今度は、踏みとどまる。

「ぐっ……!!」
以下略



202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:15:25.75 ID:j48OEh5L0
ナツメが見た予知が、目の前で完成しようとしている。

(だけど……、その先はせめて……、レッドとレッドのポケモン達を……救うことだけでも……)

ナツメの首には相変わらずサカキのニドキングの爪。モンスターボールを投げた瞬間、その爪はナツメを襲うだろう。
以下略



203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:16:00.12 ID:j48OEh5L0
ラッタを守るようにして抱きしめていたレッドへ、ナツメが懸命に語りかける。

「ナツメ……さん」

「!! 良かった……!! ……フーディンと私の力を合わせてテレポートを使うわ。すぐにビルの外へ行くわよ」
以下略



204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:16:56.74 ID:j48OEh5L0
「くそ、サカキ様! どうか援護を! 俺だけのポケモンでは……うわ!?」

バリヤードがバリアーを解除し、攻撃態勢に写る。

「いい加減に、しなさい! フーディン、バリヤード! サイコキネシス!」
以下略



205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:17:29.02 ID:j48OEh5L0
「レッド君、どうしてそこまで君はポケモンバトルにこだわる。君自身骨が折れているかもしれない体で、どうして中断されたバトルにこだわる?」

レッドとレッドのポケモン達の眼光は、全てを圧倒していた。

「俺がポケモントレーナーだからだ。信頼できる仲間たちと共に、正々堂々と戦った先にこそ、本当の勝利を得る事ができるからだ。俺の魂に刻まれた想いだけは、例えどんな状況であろうと、例え相手が悪の根源であろうと、変わりはしない」
以下略



206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:18:14.80 ID:j48OEh5L0
「レッドのポケモンが戦闘不能と判断したら、私のバリヤードがバリアーを張って、フーディンで回収するわ。両者異論はないわね」

「いいだろう」

「ありがとうナツメさん。バトル再開だ。行け! バタフリー!」
以下略



207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:18:56.09 ID:j48OEh5L0
「行け! サイホーン」

サカキは動じない。岩タイプとひこうタイプの激突、その相性を遺憾なく発揮してサカキは肉弾戦をものにした。

サイホーンとピジョンとのお互い渾身の力込めた正面衝突は、サイホーンの硬い体にヒビが入ったものの、ピジョットは力を使い果たして倒れる。
以下略



208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:19:54.23 ID:j48OEh5L0

「行け、ギャラドス!」

(ガラガラのホネこんぼうと今のラッシュで、ガルーラの拳はもう使えんな。だがガルーラにはまだ牙がある。そして!)

以下略



209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:20:22.53 ID:j48OEh5L0
「行け、フシギソウ!」

フシギソウとガルーラは一切の迷いなく駈け出し、お互いの距離を詰めていく。

しかしガルーラは途中で脚がおぼつかなくなり、バランスを崩す。
以下略



210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:20:49.06 ID:j48OEh5L0
お互い最後のポケモン。奇しくもレッドとサカキの考えは一致していた。

小細工一切なし、今自分の相棒が放てる最高の技で相手を葬り去る。

フシギバナの花の中心に光が集中する。ニドキングの角が緩やかに回転し始め空間を振動させる。
以下略



211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:21:17.10 ID:j48OEh5L0

「サカキ!!」

レッドは中空に放り出されながら、瓦礫に消えていくサカキとニドキングに叫ぶ。

以下略



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