2: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 21:44:17.03 ID:iJvGxYcs0
お仕事が片付いたら書き込みます。
30分後くらい予定
3: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:36:46.43 ID:iJvGxYcs0
002
4: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:39:47.35 ID:iJvGxYcs0
「ねえ、僕は大丈夫だから早く行こうよ。お姉ちゃん、行きたいところがあるんでしょ?」
困ったことに彼は、道に迷った私を警察へと送り届けることを自分の責務としているようなのだ。
ここまでの経緯を簡潔に記すと、いつの間にかこの街にいた私は、最初に視界に入った彼にここは何処かと聞いたところ、聞いたこともない地名だったため、警察への道を教えてくれるよう頼んだのだ。
5: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:41:17.26 ID:iJvGxYcs0
「……じゃなかった。ありがとう、えっと」
そういえば名前も聞いていなかった。
6: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:43:10.90 ID:iJvGxYcs0
001
7: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:45:52.18 ID:iJvGxYcs0
「気合入ってますね、川島さん」
と、プロデューサーがいつの間にか人数分のドリンクを持ってやって来ていた。
他のメンバーもアンコールの支度を終えたのか、勢揃いしている。
8: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:47:44.15 ID:iJvGxYcs0
そんなネガティブの底の底まで辿り着いてしまった感覚に、思わず口が勝手に開いてしまった。
「君は……昔に戻りたい、って思うこと、ある?」
9: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:49:52.43 ID:iJvGxYcs0
こめかみをさすりながら、彼はにこりと笑って見せる。
私の一番好きな彼の表情。
彼自身に対して恋愛感情は一切ない、と断定できる。
10: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:51:52.98 ID:iJvGxYcs0
003
11: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:53:56.71 ID:iJvGxYcs0
「川島さんこそ、大学はどうしたんだよ?」
大、学……?
12: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/08/07(木) 22:55:54.52 ID:iJvGxYcs0
偶然、そこにあった阿良々木くんの足を踏んづけてしまった。
偶然にも全体重が掛かってしまったし……あら、痛そう。
偶然とは言え悪いことをしちゃったわね。
おほほ、と笑いながら足を退けてあげる。
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